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!売上低迷でうんざり…PL診断で見直すべき点と稼ぐ力を伸ばす方策|4つの業種別具体例で理解度UP!【UR-Uの”オンラインサロン”で”税金”と節税を学ぶ】

いつも読んでいただきありがとうございます。
前回の記事で、小学生でも理解できる損益計算書(PL)について、一緒に学びました!

小学生でも…はちょっと言いすぎたかな~と思っているのですが、
もし、あなたが、今後、ビジネスをやって行こうと考えているのであれば、PLの理解はビジネスを成功させるための1つの必須要素なので、もう少し理解を深めみましょう。

今回は、少しランクアップし中学生でも理解できるレベルにした内容になります。

基本的な面は前回に譲るとして、PLを制作する上での”コツ・ポイント・注意点”と、どんな点を見ると経営改善のヒントを得られるか<見方>を一緒に学んでいきましょう!

基本面をおさらいしたい方は↓をはじめに読んでみて下さいね。

※この記事内容は、いつも私が学ばせて頂いているUR-Uアプリのコンテンツを参照に編集させていただきました。

また、基本的にこのnoteは、最初に投稿した記事から、下記の3つの項目がビジネス上「不変のスキル」だと考えているので、そこに沿った内容になっています。


それでは、本編に入っていきます。


業種別のPLの書き方のコツ・ポイント・注意点

PLは業種によって少しだけ書き方が違います。それぞれのポイントを見てみましょう!

1.小売業(お店で商品を売る仕事:服屋さん、本屋さん、スーパーなど)

代表的な企業:ファーストリテイリング(ユニクロ)、セブン&アイ・ホールディングス(セブンイレブン、イトーヨーカドー)、イオン

ポイント:仕入れた商品をそのまま売るので、売上原価の計算が比較的簡単です。

コツ:仕入れ値と売値をしっかり記録しておきましょう。バーコードリーダーなどで管理すると便利です。

注意点:売れ残った商品や、賞味期限切れで捨ててしまう商品は「棚卸資産の減少」として費用に計上する必要があります。少し難しいですが、お店の人に聞いてみましょう。

具体例:ゲームソフト屋さん。仕入れたゲームソフトを1本3000円で、5000円で売ります。売上原価は3000円です。

2.飲食業(レストラン、カフェ、ラーメン屋さんなど)

代表的な企業:日本マクドナルドホールディングス、すかいらーくホールディングス(ガスト、バーミヤン)、ゼンショーホールディングス(すき家、ココス)

ポイント:材料費以外にも、人件費や光熱費など、色々な費用がかかります。

コツ:レシピごとに材料費を計算しておくと、売上原価が正確に出せます。

注意点:廃棄ロス(食材を腐らせて捨ててしまうこと)が多いと、利益が減ってしまいます。食材の管理をしっかり行うことが大切です。

具体例:ハンバーガー屋さん。バンズ、パティ、野菜などの材料費を計算して、ハンバーガー1個あたりの原価を出します。


3.製造業(工場で物を作る仕事:おもちゃメーカー、車メーカーなど)

代表的な企業:トヨタ自動車、ソニーグループ、キーエンス

ポイント:材料費だけでなく、工場を動かすための人件費や光熱費、機械の費用なども原価に含めます。

コツ:製品を作るのにいくらかかったかを細かく記録しておきましょう。

注意点:不良品(うまく作れなかった商品)が多いと原価が上がってしまいます。品質管理も大切です。

具体例:おもちゃメーカー。プラスチック、塗料などの材料費、工場で働く人のお給料、電気代などを計算して、おもちゃ1個あたりの原価を出します。

4.サービス業(サービスを提供する仕事:美容院、塾、病院、コンテンツ販売など)

代表的な企業:東日本旅客鉄道(JR東日本)、日本電信電話(NTT)、ソフトバンクグループ

ポイント:商品を売るわけではないので、「売上原価」の代わりに「売上に対する変動費」を使うこともあります。

コツ:サービスを提供するためにかかった費用を、種類ごとに分けて記録しておきましょう。

注意点:人件費が大きな割合を占めることが多いです。

具体例:

  • 美容院:シャンプー、リンスなどの材料費、美容師さんの人件費、水道光熱費などを計算します。

  • コンテンツ販売:コンテンツ作成にかかる外注費、広告費、プラットフォーム手数料などを計算します。動画編集ソフトや撮影機材の費用、人件費なども含まれます。

どの業種でも共通して大切なこと

正確な数字を記録しましょう。
費用を細かく分類しましょう。
PLを定期的にチェックして、お店の状態を把握しましょう。

PLは、お店を経営していく上で、お店の状態を客観的にみるには、とっても大切なツールです。しっかり理解して、活用していきましょう!

業種別のPL診断<見方>と稼ぐ力を伸ばす方策

参考

解説の前に、基本用語と意味合いのおさらい!
. 売上総利益率:原価管理上手度
これは、売上から材料費を引いた利益の割合。材料費をうまく抑えられていれば、この数字は大きくなります。

例:100円のクッキーを売って、材料費が30円だった場合、売上総利益率は70%!

2. 売上高営業利益率:本業の儲け度
これは、売上から本業にかかった費用を引いた利益の割合。家賃や従業員のお給料なども費用に含まれるよ。この数字が大きいほど、本業でしっかり儲けている証拠!

例:さっきのクッキー屋さん、家賃や人件費で20円かかったとすると、営業利益は50円。売上高営業利益率は50%!

3.売上高経常利益率: 総合的な儲け度
これは、本業以外の儲けや費用も含めた、総合的な利益の割合。株の売却益なんかもここに含まれるんだ。

例:クッキー屋さんが、たまたま株で10円儲けたとすると、経常利益は60円。売上高経常利益率は60%!

4. 当期純利益率:最終的な儲け度
これは、税金なども全部引いた後の、本当の儲けの割合。これが一番大切な数字と言えるかもね!

例:クッキー屋さんが税金を5円払ったとすると、純利益は55円。当期純利益率は55%!

5. 総資本回転率:お金の使い回し上手度
これは、持っているお金をどれだけうまく使って売上をあげているかを示す数字。少ないお金でたくさんの売上をあげている会社は、この数字が大きくなるよ。まるで、少ない材料でたくさんのクッキーを焼くようなものだね!

6. 自己資本比率:借金頼り度
これは、自分の持っているお金でどれだけ商売をしているかを示す数字。借金が少ないほど、この数字は大きくなる。借金が多いと、何かあった時に大変だから、この数字は大きい方が安心だね。

これらの数字を色々な会社で比べてみると、それぞれの特徴が見えてきて面白いよ。例えば、最新のゲーム機を売っている会社と、昔からあるお菓子屋さんでは、どの数字が違うかな? 考えてみてね!

PLを見ることで、まるでお店を健康診断するように、経営状態をチェックできます。

この章では、各業種でどんな点に注意して、どんなふうに「稼ぐ力」を伸ばせるか、具体例を挙げて見ていきます。

あなたのビジネスに近い業種がありましたら、その項目を照らし合わせて読み進めて下さい。

1.小売業(例:ゲームソフト屋さん)

注目点:売上総利益率(売上総利益 ÷ 売上高)。これは、商品を売って、どれだけ利益が残っているかを示す割合です。

悪い例:売れ残りや廃棄が多い。人気のないゲームを大量に仕入れてしまい、値引き販売しても売れ残って、最終的に廃棄…なんてことになったら、利益率は悪くなります。

改善策:

仕入れの工夫:過去の売上データや流行を分析して、売れそうなゲームを適切な量だけ仕入れる。人気ゲームの限定版を仕入れるなど、他店との差別化も大切です。

販売促進:ゲーム大会を開催したり、ポイントカードを導入したりして、集客アップにつなげる。
在庫管理の徹底:売れ残りを減らすために、在庫状況をこまめにチェックし、必要に応じてセールを行う。

2.飲食業(例:ハンバーガー屋さん)

注目点:原価率(売上原価 ÷ 売上高)、人件費率(人件費 ÷ 売上高)。

悪い例:原価率と人件費率が高い。食材を多く仕入れすぎて廃棄してしまったり、アルバイトをたくさん雇いすぎて人件費がかさんでしまったりすると、利益は減ります。

改善策:

原価管理:食材の仕入れ量を最適化し、廃棄ロスを減らす。仕入れ先を見直して、より安い材料を仕入れる。人気メニューの価格を少し上げる。

人件費管理:ピークタイム以外のアルバイトの人数を減らす。調理の効率化を図り、少ない人数でもスムーズに提供できるようにする。
客単価アップ:サイドメニューやドリンクセットを販売促進する。

3.製造業(例:おもちゃメーカー)

注目点:売上総利益率、製造原価。

悪い例:不良品が多い。不良品は売ることができないので、製造にかかった費用が無駄になってしまいます。

改善策:

品質管理の徹底:不良品を減らすために、製造工程を改善する。
新製品開発:他社にはない魅力的なおもちゃを開発して、売上を伸ばす。

コスト削減:材料を大量購入することで仕入れ値を安くしたり、製造工程を自動化して人件費を削減したりする。

4.サービス業(例:美容院、コンテンツ販売)

注目点:人件費率、顧客単価(売上高 ÷ 顧客数)。

悪い例:新規顧客が少ない。リピーターを増やす努力を怠ると、新しいお客さんが来なくなってしまいます。

  • コンテンツ販売:コンテンツの販売数が伸びない。広告費用のわりに、コンテンツの購入者が少ない。

改善策:

新規顧客獲得:チラシ配りやインターネット広告などで、新しいお客さんを集める。

  • コンテンツ販売:SEO対策やSNSでの情報発信を強化し、コンテンツを知ってもらう機会を増やす。

  • リピーター獲得:質の高いサービスを提供し、顧客満足度を高める。ポイントカードや会員制度を導入する。

  • コンテンツ販売:質の高いコンテンツを提供し、さらに購入意欲を高める特典などを提供することで、リピーターを増やす。

  • 客単価アップ:トリートメントやヘッドスパなどのオプションメニューを勧める。

  • コンテンツ販売:高価格帯のコンテンツを用意したり、複数のコンテンツをまとめたパッケージ商品を販売したりすることで、客単価を上げる。

どの業種でも、PLの数字をしっかり見て、問題点を見つけ、改善していくことが大切です。そうすることで、着実にお店の「稼ぐ力」を伸ばしていくことができます。


あとがき:

この記事を書いて、私自身の子どもにPLについて説明できたとしたら…とても嬉しいなと思っています。

というのも、PLはビジネスの根幹に関わる重要な概念であり、それを中学生レベルで理解できるよう説明できるということは、私自身の理解も深まっている証拠だと感じるからなんです。

特に、具体的な業種と企業の例を挙げて説明できることは、イメージし易く理解が深まると感じます。

抽象的な概念を理解するのは難しいですが、身近な例を用いることで、子どもにもPLの全体像を掴んでもらえたのではないかと思います。

売上原価や費用といった言葉も、ゲームソフト屋やハンバーガー屋さんの例を通して、より具体的にイメージできたのではないでしょうか。

また、PLを見ることで経営状態をチェックできる、という「健康診断」の例えも効果的だったと思います。

会社の数字を見るだけでなく、その数字が何を意味するのか、どうすれば改善できるのか、といった視点も伝えられたことが嬉しいです。

前回記事も併せて説明やお話ができれば、もっと理解が深まると感じました!

ただ、サービス業の売上原価の説明はやや抽象的だったかもしれません。今後、さらにわかりやすい例えを考え、より深く理解してもらえるよう工夫したいです。

こんな例えなんかどう?みたいなご意見を気軽に頂けると嬉しいです。

全体としては、子どもにもPLの基本的な概念を理解してもらえるよう説明できたという手応えを感じています。

これをきっかけに、子どもがビジネスや経済に興味を持ち、自分自身でお金をコントロールできて、将来の可能性を広げてくれることを期待しています。

そして、私自身もさらに学びを深め、よりわかりやすい説明ができるよう努力していきたいです。

https://www.ur-uni.com/?original_id=100009578

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。
次回の投稿もお楽しみに!

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まなび4829
次の自己投資へ使わせて頂きます!いずれの日か、また、あなたに還元できるよう精進します👏