派遣ゆえの責任感
あ、おばちゃんです
前回から続き大学院受験にまつわる備忘録
私は、自治体の派遣制度を利用して大学院を受験しました
それはすなわち自治体へ貢献することを意味します
『現場にとって、いかに還元できる研究内容にするか』
これを常々考えながら、自身の研究について模索しました
子ども対象か教員対象か
まずはこの2択で考えました
先行研究を精読し、現場の状況を考慮した上で
私は、『教員対象』の研究に取り組むことに決めました
テーマの設定
『日曜日の夕方を少しでも明るく過ごしたい』
この気持ちは職種に限ったことではなく、
おそらく働く人の大多数が感じているであろう感情でしょう
教員として働き始めた頃は、毎日わくわくしていました
しかし、経験を重ねるにつれ、
日曜日の夕方になると
「わくわく」よりも、「がっくり」が気持ちの大半を占めるように…
「わくわく」を少しでも感じる方法はないか
これが、私の研究テーマ設定の根源となりました
まず気になったのが、『教員のバーンアウト』
先行研究は山ほどありました
そして読めば読むほど気づいたこと
気持ちが暗くなる・・・
「わくわく」とは対極のテーマであることに気づきました
テーマの決定
『バーンアウトしない人とは?』
まさに発想の転換です
バーンアウトの予防、改善には、
バーンアウトしていない人に注目してはどうか
視点を変えて先行研究を読み進める中で
あらたな概念と出会いました
『ワーク・エンゲイジメント』
従業員が仕事に対してポジティブで充実している状態です
オランダ・ユトレヒト大学のウィルマー・B・シャウフェリ教授が提唱した概念です
「活力」「熱意」「没頭」
上記3つが満たされている状態として定義されています
まさに「わくわく」している状態です
「これや!!」
こうして派遣ゆえの責任感とマッチした研究テーマが決定しました