ライブ2連発の話
4月27日有楽町よみうりホールにてオール日芸寄席を見に行く。
志らく師匠の「粗忽長屋」、前々から噺の名前は知ってたが、初めて聴いたわね。古典落語だけど今時の小ネタも入れて、俺みたいな落語初心者でも飽きさせず引きつけてて、そして登場人物ほぼ全員が馬鹿なこの噺、その馬鹿っぷりを見事なまでに再現しててとにかくおかしくてずっと笑ってた。
からの白鳥師匠はぶっ飛んでた。落語初心者の俺としてはもう落語ってなんなのか分からなくなるような型破りなストーリー。
「あんな人(=白鳥師匠)の後じゃ出来ねぇよ!」と言ってた一之輔師匠はもっとぶっ飛んでた。一之輔師匠のやってたようなああいう意味も無いでたらめな会話劇がたまらなく好き。
そして中入りからの、待望の高田先生と太田さんによるトーク。
途中から師匠達も入ってきて、実にたっぷりのトーク。
ここ数ヶ月で1番笑ったし、太田さんはホントにあの人の事大っ嫌いなんだなって、流石の俺も軽く引いたし。
…トーク部分はこれぐらいしか言えない、とっても危険な内容のオンパレード。
翌28日。立川ステージガーデンにて高垣彩陽さんと豊崎愛生さんの2マンライブtwinkluxへと向かう。
愛生ちゃんのパートのセトリを改めて振り返ると、愛生ちゃんの曲って、本当に色んな世界を歌ってるんだなと、そう思うよね。
彩陽さんのソロライブって、4〜5年ぶりとの事で、双眼鏡で彩陽さん覗いてたらずっーと笑顔だったね。
個人的にはスフィアのライブのソロパートでは何曲も聴いてたけど、ソロライブは行った事が無かったのでこうしてじっくり立て続けにライブで見聞きしたのは初めて。
あんなにも小さな身体でどこからあんな声量出せるんだって謎が増えた。「愛の陽」で鳥肌が立つ。
最後の2人揃うパートで、彩陽さんの「夢のとなり」を2人で歌ってくれた。
俺はWe are Sphereライブの千秋楽で「夢のとなり」を聴いたのが、この曲を1番最初に聴いたタイミング。
今回しか愛生ちゃんと彩陽さんの「夢のとなり」は聴けないだろうから、個人的にはまたライブで「夢のとなり」との素敵な想い出が出来て嬉しかった。
今回のライブの為に作られた御二人の新曲「トゥインクルクス」。
身の回りに溢れた幸せを慈しむような、そして輝かしい未来に思いを馳せるような御二人だと思っているので、そんな世界観が反映された歌詞なんだと思ってる。
このライブの為の曲だから、もうこれでこの曲の使命も果たしたようなものか…と思っていたら、CDでリリースされるようで、この曲自体にも未来があるようで楽しみね。
で、あまりにも対極的なライブを2日続けて観て思ったのは、太田高田は我々を楽しませる為にとにかくここだけでしか聞けない話を披露してくれて、まるで俺達は秘密の共犯者のような、仲間のような、そんな感じにさせてくれた。
一方で愛生ちゃん彩陽さんの御二人は「声を聞かせてよ!」とか「クラップを…!」とか。一緒にライブを作り上げている感じがしたのよ。
彩陽さんの「ピンクの光の海の中に入れたようで嬉しかった」なんて言葉も、別に俺はサイリウム振ってる人では無いけどなんか嬉しかったよねぇ。
ま、色んな人を好きでいられる人生で良かった。
太田さんも愛生ちゃんも彩陽さんも「未来はいつも面白い」という感じの方々だから、たぶんこれからも好き。