今年聴いた曲とその周辺の話

今年もSpotifyにて「あなたの2023年Spotifyまとめ」的なプレイリストとか結果が公開される。
こんな感じだった。



サザンは茅ヶ崎ライブ、スフィアはしーにゃんにゃんのイベントもあったし結構聴いたのかも…まぁ無かったとて聴いてるか。

個人的に今年の急上昇は、THE IDOLM@STER MILLION LIVEと同じくアイマスシリーズのSHINY COLORS関連。
友人にプロデューサーの男がいて、全くそのゲームをやった事無いこの男に勧めて来るので、でも彼の勧めるモンはとりあえず一旦は乗っかる事にしてるので、何気なく聴いていたらドハマり。
そんな中でこの2作品がアニメ化になり、それぞれが映画館で3回に分けて先行上映され、先に公開されたミリオンのチケット代に関してはそのPの友人が出してくれるというので、何気なく観に出かける。

ちょうど自分はその頃、コロナが治った直後で、後遺症で咳は出るわ心臓痛いわ、仕事も休んでた分山積みでやらなきゃいけないけど、身体が思うように動かない…とにかくそうなると完全に鬱になってしまい、なんとこの男が爆笑問題の新作漫才観てても対して笑わないという、超重症の鬱病になっちまう。
そんな中でまぁ大した期待もせずミリオンの第1部観たら、まさに主人公の未来ちゃんが765プロのライブをたまたま観に行ってアイドルになりたい!と決意したあのシーン同様、自分も心動かされて、あの瞬間に鬱が治った。

この話をすると友人のPはしたり顔になり、ここでミリオンが終わった頃に上映されるシャニマスの方のチケットも貰う事になる。
上映翌日にミリオンのような明るくて華やかなストーリーを期待してルンルン気分で映画館へと出掛けたら…ちとダークで、でも普通のその辺の女の子が輝こうと必死でもがく感じのストーリーでそれはそれで面白い。
年明けの3部も楽しみ。

曲の話になると、ミリオンだと桜守歌織さんと白石紬さんの歌う「電波感傷」という曲が超良い。

シャニマスはアンティーカの「純白トロイメライ」。

あとここまでこう書いてると、この男もゲームをインストールして、Pになり…ってぇのが定石なんだろうけど、別にそんな事もなく。
今後も友人から勧められるがままに曲でも聴いておく。


今年リリースされた曲の中でも1番好きなのが、RHYMESTERの「My Runway feat. Rei」。こちらはPVもたみゃらん。

Reiさんの弾くギターと、ハマ・オカモトさんのベースの音色が心地良い。
多様性が叫ばれるこの世の中で、価値観が多すぎて自分自身が埋もれてしまいそうだけど、でも貫いて自分らしく生きようぜ!ってメッセージたっぷりの歌詞がカッコよい。
「ボーダレス」がテーマの今年の紅白には1番似合う曲なんだと思うけどねぇ。


今年出掛けたライブの話だと、前にnoteに綴ったけど、5月の豊崎愛生さんと寿美菜子さんのさよなら中野サンプラザ音楽祭は本当に素敵な想い出で一生忘れられないよ。

寿美菜子さんの「"YES"」、久々に聴いてみると談志師匠の「現実は正解なんだ」という言葉に通じるような、叶えたいけど叶わない夢もあるし、動かなきゃと思うけど結局何も出来ないそんな自分をまぁ良しとしてくれる、そういう形で「業の肯定」をしてくれてる曲だよなぁと、そんな事を思ってみたり。

最後の「March for Peace」のイントロ流れた途端に、もう終わっちゃうんだ…って喪失感でいっぱいになっちゃうようなライブだった。

2人ともずっと笑顔だったからこそ、終わる時間が寂しくなるのよね。

そういえば寿美菜子さんはEPをこの間出されてて、中でも「OMAJINAI」って曲の言葉遊びのセンスとかリアルな30代女性って感じの歌詞とか、そういうのが好き。



今までユーミンの曲はそこまで聴いては無かった。
今年の4月、東京へとスフィアのイベントで向かう道中、手に入れたばかりのソニーのAMステレオ放送対応のラジオでニッポン放送をずっと聴いていた。
そこで聴き始めて最初に流れた曲がユーミンの「ルージュの伝言」。

AMの音なのにステレオで聴こえてくる事だけでもゾクゾクするほど感動しちゃうのに、もしかしたらフルで聴くのが今回が初めてかも知れない「ルージュの伝言」。
山下達郎のハイトーンのコーラスが鳥肌立つほど凄い。そこに加わる大貫妙子とか吉田美奈子のコーラスがアメリカンポップスを彷彿とさせて超良い曲じゃん!とようやく思い知る。
そこから達郎さんのコーラスが素敵な「天気雨」とか、その辺りもコーラスばかりに注目して聴いてしまう。

あと、「ルージュの伝言」で惹かれたのと同じように、今年の達郎さんのライブ、2曲目の「雨の女王」のサビのところでうっとりとしてしまう。
色々あった1年だけど、俺の為に歌ってくれているそんな気がしたのでたぶんこれからも好き。



サザンの新曲3部作。中でも「盆ギリ恋歌」が好きだった。

サザンで言えば「イエローマン」、桑田さんのソロで言えば「ヨシ子さん」を彷彿とさせるような、何がなんだかよく分からんこういう曲が好き。
サザンらしい「歌えニッポンの空」「Relay」とは一線を画すような、こういう桑田さんがやりたい曲も作ってしまう。
大衆に求められるサザンとは桑田佳祐とはそれを理解して押さえながらも、こういう「盆ギリ恋歌」みたいなのを作れるから、やっぱり桑田さんは天才。

そんなユーミンと桑田さんの幻の名曲「Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)」がなんと最新バージョンでリリースされるなんて夢にも思わず。
上述の通り、「ルージュの伝言」が今年印象に残った曲の1つだったからこそ、間奏の所で2人で歌っていて最初に聴いた時には感動したもん。嗚呼4月22日に聴いて惹かれた理由がここに繋がったんだなと勝手に思った。
収益の一部は寄付されるらしいから、まぁそういう意味でも是非聴いてみていただけたら。


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