田舎の中学生とTBSラジオ

(自分語りの超長文!)

2012年の1月、中学1年の終わり頃に、ひょんな事からラジオを好きになる。

地元は静岡。
聴こえてくるのは、静岡・SBSラジオ。

ラジオが好きになる少し前から、爆笑問題が好きになった自分としては、TBSラジオにて放送されている、「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」という番組が気になって、気になって仕方がない。

SBSで「miwaのオールナイトニッポン」を放送している、その裏では大好きな爆笑問題が…。

静岡県内でも、ある程度の地域では954kHzが受信出来るのだが、自宅からは残念ながら聴こえない。

正確には、うっすらと聴こえるが、ノイズや他国のラジオ局の音のほうが断然大きいので、ほぼ聴き取れない。

その後、ポッドキャストという形で「爆笑問題カーボーイ」、そして「伊集院光 深夜の馬鹿力」が配信されている事を知り、ほんの一部を聴けるようになったのだが、ポッドキャストは長くても40分ほど。

2時間の放送は一体どんな感じなのだろうか…。

おまけに、爆笑問題は「日曜サンデー」という番組をやっていると知る。

東日本大震災から1年経つか、経たないかの頃で、まだまだradikoのエリアフリーが無かったのだが、東北3県のラジオ局は、期間限定で全国にて配信されていた。

「日曜サンデー」がラジオ福島で放送されていた事を知り、このエリアフリーを活用して聴く。

しかし、この当時、ラジオ福島では、14時までしかネットされていない。TBSでは17時までなのに。

さらに「日曜サンデー」が気になる。

その頃、今まで携帯電話を使っていた父親が、初めてスマートフォンを購入する。

当時、Androidのスマートフォンには「raziko」というアプリがあった。

その当時、radikoでは地元局しか聴けなかったのに、このアプリでは全国の放送局が聴けるようになっていた。

このアプリのおかげで、父親のスマホを借りて、日曜サンデーを聴けるようになった。

しかし、この頃は、爆笑問題の番組に限らず、TBSラジオの番組がどれも気になっていた。

三才ブックスの「ラジオ番組表」を眺めたり、SBSでネットされているTBSの番組を聴いたり、時折、遠距離受信して、うっすら聴こえてくる放送を聴いたり、日曜サンデーの合間に流れるCMを聴いたり…。
こう言った事が要因となっていた。

「スタンバイ」に「ゆうゆうワイド」、スタートしたばかりの「たまむすび」、「デイ・キャッチ」、「ザ・トップ5」などのナイターオフ番組、SBSラジオでも放送されている「ニュース探究ラジオDig」のTBSだけで放送されていた「深夜営業」、「深夜営業」が終わって始まった「LINDA」、そして「JUNK」。

土曜になれば「土曜ワイドラジオTOKYO」、「ラジオなんですけど」、「パカパカ行進曲」。

日曜の「日曜天国」、「日曜サンデー」などなど…。

どれも気になる。

が、ラジオからは聴こえないし、父親からスマホを借りられるのは、休日の限られた時間だけだし。

さらにさらに、TBSの番組が聴きたくなる。

「高校生になれば、スマホを手に入れられる。
そうすれば、TBSを聴きたい放題聴いていられる。おまけに、大学生になって、東京の大学に進学すれば、スマホを使わず、1日中、TBSが聴ける。」

たぶん、人生で1番ラジオの事を考えていたのはこの時期。
でも、ラジオを聴いていた時間は、今よりも断然少ない。

ラジオとは想像するメディアだと、そんな言葉はよく聞くが、ラジオを聴かずして、聴いた事の無いラジオ番組の事と、その番組が聴ける日がいつか来た時の事を、ひたすら妄想していた。

中学3年になり、高校に合格。
どうにかスマートフォンを手に入れ、真っ先にrazikoのアプリをインストールする。

しかし、高校生も中学生の頃と同様、1日中、学校にいるわけなので、昼の時間帯の番組なんて、そうそう聴いていられない。

おまけにこの頃、今まで聴いていた芸人の深夜ラジオに少し飽きてしまう。

その結果、ラジオ関西や超A&Gの女性声優のラジオに傾倒していく。

すると、TBSの番組に興味が失せていく。

高3になり、東京の大学にことごとく落ち、愛知の大学に進学する事になり、そして今まで後ろめたく使っていた「raziko」のアプリから、「radiko」の会員になり、「raziko」では使えなかった、タイムフリー機能を手に入れる。

この頃から、しばらく聴いていなかった芸人ラジオが再び好きになり、カーボーイなどでの太田さんの発言をキッカケに、RCCの「ごぜん様さま」を聴き始める。

なんとなく聴いてみた、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」にハマる。

たまにしか聴けてなかった、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」がタイムフリーで欠かさず聴けるようになる。

そして、気付いたら、中学生の頃、聴いてみたかったTBSの番組が、ほとんど終わってしまっている。


中学生の自分が、ニッポン放送でも文化放送でもSBSラジオでも無く、TBSラジオだけが気になっていた理由は色々とあるけど、でも正直、今の番組表だったら、そこまで気になって無かったような気がする。

でも、それは新番組が悪いという話では無い。

服や食べ物みたいな方面のオシャレな番組よりも、昔から続いていて、そして長く続けているからこそ妙に説得力があったり、粋だったり、そういう方面の「洒落」がたっぷりで、そして多くの人の心にその言葉が届くようなおっちゃん、おばちゃん達による、言わば「大人な番組」のほうが、個人的には好きなのである。

ニッポン放送や文化放送、そしてFMでは無く、TBSラジオが気になっていたのは、そういう理由。

そういう番組が多くあったように感じる。

「ラジオなんですけど」が終わると聞いて、思った事、思い出した事を長々と。

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