
岳南電車初の夜行快速「岳南夜行」に乗ってきた
(旅行日 2021.5.8)
このnoteのプロフィール通り、
私は自称夜行列車マニアなのだが、
この度、ネット上にて
静岡県富士市を走行する
全長5.9キロの岳南電車にて
夜行列車を運行する、という
ニュースを目にした。
岳南電車には、
過去にB級グルメの
「つけナポリタン」を食べに
4回ほど訪れたことがあり、
その馴染みがある岳南電車にて
夜行列車が運行されるとならば、
行かない訳にはいかないと思い、
運行日の1ヶ月前、ネットにて
申し込みをした。
後で聞いた話だと、この岳南夜行の
チケットは、発売から5分で完売したという。

という訳で当日、
岳南電車の吉原駅に赴く。
受付開始時間の2〜3時間前に
到着してしまった。
駅の待合室にて、しばし待機。

22時半頃に、受付が始まり、
ホームに入る。
列車自体は既に入線しており、
参加者で撮影会の時間になった。
23:50頃、岳南夜行は
岳南江尾方面に向けて、出発する。

まずは、最初の停車駅、
岳南原田駅に到着。
この駅では1時間ほど停まる。

この駅でのメインは、
夜鳴きそばの提供である。
ツアー代金に含まれている、
夜食券を、この日のために臨時営業している
駅構内のそば屋に出して、
夜鳴きそば(うどんもあり)を頂く。
しかも、かき揚げ付きである。
とても美味しく頂きました。

食後は、持参した飲み物で
コーヒータイム。
今夜は、眠らない気満々である。

列車は、1:11頃に岳南江尾駅に停車。
この駅では約20分停車する。

岳南江尾駅には、最近新設された、
ユニバーサルトイレがある。
出来たばかりなので、当たり前だが、
とても綺麗で使いやすいお手洗いでした。

岳南電車の終着駅である、
岳南江尾駅には、日中使用されたのか、
7000系と8000系が留置されていた。
列車は、1:30頃吉原駅に引き返す。

復路では、行きには通過した、
2駅に停車する。
まずは、岳南富士岡駅。
この駅には、昔貨物輸送にて使用された
機関車や貨車が保存されている。
約20分の停車の間に撮影タイム。

岳南富士岡駅の次は、比奈駅に到着。
ここは、工場夜景が良く見えるという。
この駅でも30分近く停車。

列車は2:42頃、吉原駅に戻る。
岳南夜行の行程は、これで終わりではなく、
ここから更に1往復あるのだが、
この駅で約1時間停車する。

ツアー代金の中に含まれていた、
1000円クーポンを、吉原駅売店にて使用して、
お土産(主に食料)を大量に購入した。
列車は、3:30頃に吉原駅を出発。

約30分、今度はノンストップで、
再び岳南江尾駅に到着。
だんだんと夜が明けてきた。

そして、5:00頃に吉原駅に再び戻り、
岳南夜行の行程は終了となった。
帰り際には、朝食パンの提供もあった。
岳南電車沿線のパン屋さんのものという。
とても美味しくいただきました。

そして、東海道線に乗り、帰京した。
帰り際にうっすらと富士山が見えたのが、
嬉しかった。
今回の岳南夜行は、
夜鳴きそばや、クーポン券、朝食パンなど
サービスが充実していたのはもちろんのこと、
全長5.9キロの短い路線であっても、
ゆっくりとしたスピードで沿線の車窓を
楽しみながらきちんと夜行列車の旅情を
感じることができ、とても満足であった。
更には、これからもっと色々な
夜行列車に乗っていきたい、と強く感じたので、
機会があれば、また逃さずに参加したいと思う。