夜行特急 尾瀬夜行で初夏の尾瀬へハイキング
(旅行日 2018.7.14)
前々から、東武鉄道の夜行列車
「尾瀬夜行」に乗って、尾瀬へハイキングに
行きたいと思っていたのだが、
なかなかその機会を毎年、逃し続けていた。
そんな中、この年度も尾瀬夜行が運転される
ことを知り、値段もお手頃かつ、
1名から受付可だったので、
一念発起して、行くことにした。
当日は、尾瀬夜行が出発する1時間くらい前に
浅草駅に到着し、改札外の待合室にて待機。
最初は私1人だけだったが、次第に
私と同じような身なりをしたハイキング客が
集まって来る。
出発時刻の15分くらい前に改札が始まり、
ホームに入る。
既に今夜の寝床である、尾瀬夜行号が
入線していた。
この年あたりから、車両が新型特急車両の
「リバティ」に変わり、車内のシートが
リクライニングしたり、車内灯が減光される
ようになった。
少しのワクワク感を心の中に秘めながら、
尾瀬夜行号は23:55分に浅草駅を出発する。
途中、北千住駅、新越谷駅、春日部駅に
停車し、乗車のみの取扱いをする。
春日部駅を出た頃には、車内はほぼ満席になった。
私は寝つきが悪い方なので、
正直あまり寝られなかったが、
それでも1時間ほどは車内で眠れた気がする。
尾瀬夜行号は3:30頃に、目的地の
会津高原尾瀬口駅に到着し、
すぐにドアが開く。
尾瀬ハイキングの玄関口である、
尾瀬沼山峠行きの連絡バスが発車するまでの
約1時間ほどは、
車内にて仮眠が可能であるが、
目が覚めた私は、辺りを散策する。
到着したとき辺りは真っ暗で、
しんと静まっていたが、4:00頃になると
夜が空けてきて、尾瀬夜行号からの
乗客が駅前のバス乗り場前に集まってくる。
程なくして、連絡バスが数台来て、
早速乗り込み、尾瀬沼山峠へ向かう。
バス車内では、ほとんど眠ってしまい、
目が覚めたときには、尾瀬沼山峠に到着した
ところであった。このときの時間は6:15頃。
軽く準備体操をして、
いよいよハイキング開始。
私は、植物には詳しくないのだが、
道中にて、高山植物らしきお花を少し撮影。
多少のアップダウンはあるが、
険しくもない山道を歩いていく。
30分ほど歩いて、これぞ尾瀬といった風景の
湿原に出て、有名な木道?の上を歩いていく。
途中、綺麗だったオレンジ色の花は
「ニッコウキスゲ」というみたい。
更に30分ほど歩き、尾瀬沼東岸にある、
尾瀬沼ビジターセンターに到着。
ここにて、お手洗いを済ませる。
今回は寄らなかったが、付近には
お休み処のカフェもあった。
私は、ハイキング初心者なので、
無理をせずに、ここから沼山峠へ引き返す。
行きに来た道を戻り、
9:00頃に沼山峠へ帰ってきた。
会津高原尾瀬口駅行きのバスまで未だ
時間があったので、レストハウスでの売店で
コーヒーを注文。
尾瀬の天然水で淹れたコーヒーなのか、
びっくりするくらい美味しかった。
10:30頃にバスが来て乗り込む。
車内ではほとんど寝ていた。
13:00頃に会津高原尾瀬口駅に到着。
駅から歩いて5分ほどの温浴施設「夢の湯」
にて、温泉に入る。
尾瀬夜行号の切符を見せると
割引で入浴できる。
良いお湯でした。
温泉後は、会津高原尾瀬口駅附属の
レストランにて、少し遅めの昼食。
会津と言ったら、ソースかつ丼。
美味しく頂いたが、
大根とズッキーニの煮物?も、
とても美味しかった。
14:20頃、東京に向けて帰路につく。
写真の快速AIZUマウントエクスプレス号は
特急券など特別料金不要で、
車内のシートはリクライニングするので、
乗り得列車である。
途中、下今市駅と南栗橋駅にて、
乗り換えをし、無事に帰京した。
南栗橋駅からのラストランナーは、
東急電鉄の車両だった。
今回、わずかながら念願の尾瀬夜行に乗り、
尾瀬ハイキングに行ってきたが、
尾瀬夜行号ではなかなか眠れなかったが、
早朝の尾瀬は、とても清々しく、
歩いていて気持ちの良いものだった。
尾瀬へは、様々な方面からの入口があり、
今回は福島県側から入ったが、
他にも、群馬県や新潟県から入るコースも
あるようなので、機会があれば、
他のコースからもまた訪れたいと思った。
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