青春18きっぷ片手に夜行列車で信越旅行。中学生の思い出
(2005年3月撮影)
今から20年ほど前、
格安航空LCCはおろか
夜行高速バスも未だ旅の主流では
無かった時代、
当時から鉄道ファンだった私にとって、
長期休みに遠方へ行く手段は
「青春18きっぷ」一択だった。
また当時は、夜行快速「ムーンライト」が
多く運行されており、
宿代を浮かす手段として重宝していた。
最近、PCの写真を整理していたら、
中学生の頃に一人旅で、
長野と新潟方面へ旅行した
とても懐かしい写真が出てきたので、
今更ながら振り返ってみたいと思う。
旅の始まりは新宿駅。
当時運行されていた、
中央本線・篠ノ井線・大糸線経由の
夜行快速「ムーンライト信州」。
新宿駅から白馬駅まで運行されており、
私はこれに乗車して松本駅まで向かった。
車内はほぼ満席で、
客層も若年層から年配層まで
幅広かったと記憶している。
翌朝、松本駅にて下車した後、
知り合いに会いに行った。
(生粋の鉄道ファンだった私は当時、
電車の写真しか撮っていなかった)
夜になり、松本駅から
E257系特急型車両を使用した、
篠ノ井線快速列車に乗り、長野駅に移動。
勿論、特急料金なしで乗車出来た。
この日は長野市内のユースホステル泊。
翌日、これも特急型車両を使用した
普通列車「妙高号」に乗り、
長野駅から直江津駅へ移動。
直江津駅に到着後、
当時「高速進行」で有名だった
特急列車「はくたか」号が入線して、
記念に撮影。
青春18きっぷは普通列車のみ
乗車可能だったので、
この特急には乗らなかった。
そして、直江津駅からは
これも特急型車両を使用した快速列車、
「くびき野」号に乗車。
今振り返ってみると、
当時から中々工夫した
旅を組んでいたんだなぁ、
と自分に感心する。
特急型車両なので、乗り心地は
快適そのものであったと記憶。
その後、何本か普通列車を乗り継いで、
新潟駅に到着。
新潟駅では、大阪行きの寝台急行、
「きたぐに」号がホームで待機していた。
記念に一枚、撮影。
私が乗車するのは、
大阪行きのきたぐに号ではなく、
新宿行きの
夜行快速「ムーンライトえちご」号。
写真撮影に失敗したのは、
今でも少し悔しい。
行きのムーンライト信州もそうだったが、
帰路のムーンライトえちご号でも
全然眠れなかった。
にもかかわらず、車内は
旅行客からビジネスマンまで幅広く
混雑していた。
翌朝、無事に新宿駅に戻り、
旅は終了かと思いきや、
何か物足りないと思った私は、
品川駅に赴き、
大阪駅から到着した寝台急行「銀河」号の
撮り鉄をしてから帰宅した。
若さというのは計り知れないものである。
ちなみにこの記事で、
載せた写真の列車は、
2024年現在、すべて廃止された。
今思えば、写真を撮っておいて良かった。
先のことはどうなるか分からないので、
これからも旅を続け、
貴重な記録を撮影し続けていきたいと思う。