伊豆急行線の観光列車リゾート21を使用した夜行列車「スターナイトエクスプレス21」に乗る
（旅行日 2021.11.6）
日頃の仕事合間に休憩がてら、
「また夜行列車ツアー開催されないかな...」
と、スマホを見ていたら、
何度も夜行列車ツアー開催実績のある旅行会社、
日本旅行から新たなプレス発表があった。
今度は伊豆急行線の観光列車「リゾート21」を
使用した夜行ツアー、名づけて
「スターナイトエクスプレス21」の旅である。
リゾート21は車両の窓が大きく眺望に特化され、
今回のツアーでは、途中駅にて下車し
星空鑑賞も行われるという。
何はともあれ、新たに伊豆急行線にて
夜行列車が運行されるならば、
飛びつかない理由は無く、予約開始と同時に
速攻で申込を行なった。
ツアーの集合場所は、
静岡県、JR伊東線の伊東駅なので、
まずは東海道線にて熱海駅へ。
そこから伊東線に乗り換える。
乗った伊東線の車両は、
2編成のみ在籍の復刻リバイバル無塗装、
要はレアな車両がやって来た。
ラッキーな気分で幸先良さそうだった
（このときは）。
熱海駅から30分くらいで伊東駅に到着。
駅前にてツアーの受付を行い、しばし待つ。
時間になると案内に従って、ホームに入る。
すぐにリゾート21車両が入線して来た。
時間が無かったため、車両の撮影は後にし
車両に乗り込む。
定刻通り、スターナイトエクスプレス21号は
出発した。
まずは伊豆高原駅に停車。
この駅では、30分程度の長時間停車する。
この駅で、やっと車両を撮影。
リゾート21･キンメ色編成が充当された。
前面表示は「団体」であった。
伊豆高原駅の次は、片瀬白田駅に到着。
この駅では全員下車し、駅付近にて
星空鑑賞を行う。
星座早見盤が貸し出され、
立派な望遠鏡の下、星空ソムリエの方の
説明を聴く。
しかし、生憎の曇天で星空が全く見えなかった。
晴れていたらとても綺麗な星空だったんだろうな
と、少し残念。
星空が見えなかったので、
望遠鏡を活用して、対岸の伊豆大島を
眺めてみた。
これもこれで、対岸の灯りが見えて、
面白かった。
片瀬白田駅を出発し、次は稲梓駅に停車。
この駅は周りを森に囲まれて、秘境駅感があり、
熱心に撮影している人が多かった。
どさくさに紛れ、私も記念撮影。
伊東駅を出発して約3時間、
伊豆急行線の南端、伊豆急下田駅に到着。
伊豆急下田駅では長時間停車の他、
過去に使用されたリゾート21車両の
ヘッドマークが展示された。
この記事に添付してない分も含めて、
一枚一枚撮影する。
伊豆急下田駅を出発し、伊東駅方面へ折り返す。
途中の志津摩海岸線にて、夜の海を眺める
観光停車を行なったが、曇天というより雨天で、
綺麗な景色が見られず残念。
続いて再び片瀬白田駅に停車し、
今度は日の出を観るはずが、やっぱり曇天で
見られず。残念無念。
夜が明けて、列車は南伊東駅に到着。
この駅で、スターナイトエクスプレス21号とは
お別れで、バスに乗って伊東温泉へ移動する。
なんと、ツアー代金込みで、
伊東温泉のホテルにて、朝風呂と朝食を
楽しめるのである。
曇天で、夜行ツアーのハイライトが
ほぼ無くなったが、これは参加して良かった。
夜行明けの疲労感を朝風呂（しかも温泉）で
さっぱりした後、朝食バイキングへ。
ちゃんと温泉玉子も食べる。
朝からしっかり食べて、満腹になった。
ごちそうさまでした。
朝食後は、自由解散となる。
朝風呂と朝食を食べた温泉ホテルを後にし、
徒歩で、再び伊東駅へ戻る。
伊東駅から都心へ戻る列車の待ち時間、
寝過ごしてはいけないので、駅構内の
ベックスカフェに入り、静岡茶ラテを注文。
もう旅も終わりだが、静岡に来たならば
最後まで地元のものを嗜みたい。
そして、特急踊り子に乗り、
一気に都心へと帰った。
今回の夜行ツアーに参加してみて、
曇天雨天によって行程が邪魔されることが
多かったが、正直私にとってそれは
ある意味二の次で、第一の目的である
令和の時代でも夜行列車の旅情は
今回もしっかり感じることが出来た。
旅行会社側にも手応えがあったようで、
伊豆急行線にて、また次回開催があるならば
更にブラッシュアップされた夜行ツアーを
期待したいと思う。
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