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こみなと待合室に行って、急行 さと山号 夜行コースに乗ってきた

(旅行日 2021.7.1)

千葉の房総半島を縦断する一端を担う、
小湊鐵道が近年、JR東日本から
国鉄型気動車キハ40形を譲渡された。
そしてこのとき、デビューランと称して
「急行 さと山号」が週末に、しかも夜行で
運転されるようになった。
私としては、何としても
近々乗りたい列車だったが、
緊急事態宣言のこともあり、控えていた。

6月後半にやっと解除されたので、
速攻で小湊鐵道HPより予約し、
当日、現地へ赴いた。

総武線快速
千葉駅で乗り換え

まずは、総武線快速に乗り千葉駅へ。
初めて新型のE235系に乗車した。
増備が進んでいると話は聞いていたが、
確かにその通りだった。

内房線
五井駅に到着

千葉駅にて内房線に乗り換え、
市原市の五井駅で降りる。
ここが、今回目的の小湊鐵道の拠点駅である。

五井駅東口
こみなと待合室

急行さと山号の発車時間までは
まだ余裕があったため、
東口に出て、すぐそばの
「こみなと待合室」にて過ごすことにする。
小湊鐵道の社屋をカフェ待合室に
リノベーションして、このとき
オープンしたばかりであった。
室内では、列車やバスの待合室として
使用することはもちろん、
カフェやグッズ売り場も併設されていて、
中は少しおしゃれな雰囲気であった。

早速、室内にて
アイスコーヒーとデザートワッフルを
イートインにて注文。

「アイスコーヒーキハ40」。
取り分けて味わい深いコーヒーでも無いが、
サラッとしていて、とても飲みやすかった。

「デザートワッフルスタフブルーベリー」。
少々小ぶりだが、手作り感が感じられて、
純粋に美味しかった。

五井機関区

こみなと待合室を後にし、
五井駅跨線橋から、
小湊鐵道の機関区を撮影する。
奥の白と緑色の車両が、
これから乗車する急行さと山号である。

小湊鐵道改札にて、さと山号の乗車受付をし、
検温と消毒を済ませてから、ホームに入る。

急行 さと山

発車時刻の30分前には、
さと山号は、ホームに入線した。
しばし、同業者と共に撮影タイム。
発車時刻10分前くらいに、乗車。

こみなと待合室のテイクアウト

先ほどのこみなと待合室にて、
テイクアウトの晩酌を購入していた
(お酒は飲まないけど)。
はちみつレモンソーダ、
カスタードとじゃがいも2種類のミニパイと、
改札の物販で購入した
オリジナルラスクをつまみに、
いざ、出発である。

急行さと山号は、
五井駅を発車し、隣の上総村上駅を過ぎると、
車内減光し、夜行列車の雰囲気を醸し出す。

馬立駅

最初の停車駅、馬立駅に到着。
この駅では、10分程度停車。
記念撮影をする。

上総牛久駅

次の停車駅、上総牛久駅に到着。
この駅では、列車の行き違いや待ち合わせの
都合上、30分近く停車。

そしてもちろん、撮影会になる。
辺りは暗くなり、急行さと山号のキハ40系が
とても良く映えた。

里見駅

3番目の停車駅、里見駅に到着。
この駅でも、数分停車。
2度目の記念撮影。

養老渓谷駅

そして、養老渓谷駅に到着。
この駅にて、五井駅方面へ折り返す。

高滝駅の車窓

折り返しでは、途中上総牛久駅のみに
停車し、ひたすら五井駅を目指す。
写真は、到着の高滝駅を通った際に
撮影した車窓。
私は平成生まれなのだが、
それでも、この車窓からは
どこか懐かしい旅情を感じずには
いられなかった。

そして、列車は22時頃、
五井駅に戻り、約3時間の行程を終えた。
今回は、夜通し走る夜行列車ではないが、
首都圏内にて、こんなにノスタルジーを
感じられる夜汽車に乗れるとは、
正直、思っていなかった。
記念乗車券などノベルティ付きで、
旅行代金8000円と少し高めではあるが、
とても充実していたことは間違いない。

京葉線直通の内房線

という訳で、帰路についた。
今回、小湊鐵道のキハ40系に乗車して、
もう一つの房総縦断鉄道の一端を担う
いすみ鉄道を走る、これもまた
旧国鉄型気動車の観光急行に
乗ってみたくなった。
この好奇心が消えない内に、
再度、房総半島を訪れたいと思う。

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