鉄道博物館へ夜行列車に使用された車両を見学し、レストラン日本食堂で食堂車気分を満喫する
(2019年7月撮影)
大宮の鉄道博物館といえば、
主に東日本エリアにて活躍した車両が
たくさん展示されている施設である。
勿論、夜行列車に使用された車両も
多く展示されているが、
私が夜行列車の沼にハマってから、
それらをじっくり見学したことは無かった。
という訳で、近場ということもあり、
主に夜行列車に使用された車両にスポットを当てて、
鉄道博物館にフラっと行ってきた。
まずは、埼京線にて大宮駅まで行き、
ニューシャトルに乗り換えて、1駅先の
鉄道博物館駅へ。
駅からすぐそこに、
鉄道博物館駅のエントランスがある。
入場券を購入し、中に入る。
2階からは、収蔵車両が一望できる。
その光景は、さすが圧巻である。
真っ先に向かったのは、
一番分かりやすい、初代ブルートレイン20系。
「ブルートレイン」の始まりとなった車両で、
製造当初は「走るホテル」といわれたという。
ちなみに現存する先頭車は、この大宮の鉄道博物館と、
福岡県の貝塚公園にある2両のみとなっている。
次にEF58形電気機関車。
先ほどの寝台用客車20系を牽引しており、
有名な寝台特急「あさかぜ」号などに使用された。
こちらも有名な寝台特急「あけぼの」の
ヘッドマークが掲げられているのは、
ED75形電気機関車。
交流電化区間の旅客・貨物用列車に使用されたという。
そして、青函トンネル用には
この車両を基にED79形に改造された。
次はEF66形電気機関車。
当初は東海道・山陽本線の貨物列車用に製造されたが、
1985年からは東京~下関間の寝台特急を牽引したという。
確かに私にとってこの電気機関車は、
「あさかぜ」や「富士」等といった
寝台特急のイメージが強い。
夜行列車に使用された車両を
ざっと見学した後、
再び2階へ行き、
トレインレストラン日本食堂へ行く。
こちらは食堂車をテーマにした
館内にあるレストランで、
運営は当時食堂車の業務を担っていた
日本食堂の後身、
日本レストランエンタプライズによるという。
せっかく来たので、
往年の食堂車にちなんだ料理が
食べてみたくなり、少々奮発した。
まずは前菜が運ばれてくる。
注文したのは、
和牛すねハンバーグセット。
実際に食べてみて、ハンバーグは
ハンバーグというよりも
粗びき肉のステーキを食べている食感で、
とても高級感があり、当然美味しかった。
食後にはアイスコーヒーを選択し、
ゆったりとした時間を過ごした。
2024年現在、
同様のメニューはもう無くなっているが、
値段はハンバーグにサラダ・ドリンクセットで
3000円以内といった感じである。
少し値が張る気もするが、
往年の食堂車メニューを試してみたい方には
おすすめかもしれない。
という訳で、鉄道博物館を後にし、
ニューシャトルと埼京線を乗り継いで、
帰路についた。
今回は、私の知っている
館内の夜行列車に使用された車両を
巡ってみたが、もっとよく調べてみれば、
他にも夜行に使用された車両は有りそうだった。
それらを探っていくのもまた、
面白そうだと感じたので、
引き続き、この趣味は続けていきたいと思う。
(館内の展示車両解説は、
鉄道博物館公式HPより一部引用しました)