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ザ・ヒロサワシティ ユメノバ北斗星に泊まる

(2024年10月撮影)

最近、茨城県筑西市の
「ザ・ヒロサワシティ」にある
乗り物テーマパーク「ユメノバ」で、
保存されている寝台特急 北斗星 が
リニューアル公開されたという話を耳にした。
しかも、20名以上なら
その車両を貸し切って宿泊もできるということで、
興味津々であった。

運よく、ネットでレイルラボが
ユメノバ北斗星の宿泊者を募集しているのを発見し、
すぐに申し込みをした。

湘南新宿ライン
小山駅で乗り換え
水戸線
下館駅で下車
コミュニティバス「廣澤美術館」にて下車

まず、湘南新宿ラインで小山駅まで向かい、
そこから水戸線に乗り換えて下館駅へ。
そして地域のコミュニティバスに乗って、
都心から約2時間半ほどで
「ザ・ヒロサワシティ」に到着した。
到着すると、主催者との受付を済ませて入場。
参加者層は、
ブルートレイン世代から親子連れ、
若者まで幅広かった。

夜のユメノバ
夜の北斗星
B寝台車両
開放式B寝台

私が今回予約したのは2段式B寝台で、
幸運にも一人で2段を占有することができた。
シーツや浴衣、タオル類は施設側で
用意してくれていたようである。
車両はもちろん動いていないが、
車内に入ると当時の思い出がよみがえり、
なんともいえないワクワク感があった。

食堂車グランシャリオ
駅弁「日光杉並木」

北斗星に実際に乗車したことは
一度だけあったが、
今回、夕食を食べた
食堂車「グランシャリオ」は、
まさに往年のままであった。
栃木県の店舗から用意された
湯葉巻きが入った駅弁を味わいながら、
食堂車の暖かいランプに照らされた雰囲気に浸った。

ロビーカー

全室ロビーカーも初体験だったが、
とても居心地が良く、
長時間過ごしても全く飽きなかった。
ここで動画編集やブログの執筆もしてみたが、
驚くほど捗った。

その後、
外のシャワー施設を利用し、
夜は4時間ほど仮眠。
やはり車両が動いていないとはいえ、
なかなか熟睡はできなかった。

早朝の筑波山
朝食の駅弁
ユメノバを後に
帰りの水戸線
湘南新宿ライン

朝5時頃、窓の外に目をやると、
遠くに筑波山が見え、
外が徐々に明るくなってきた。
主催者側から提供された朝食駅弁は、
昨夜の夕食と同じ店舗のものだったが、
朝から栄養満点で、食べ応えがあった。

イベント終了後は、
再びコミュニティバスに乗って下館駅に戻り、
水戸線と湘南新宿ラインを使って帰京。

今回は
久しぶりのB寝台での宿泊体験となったが、
動いていないにもかかわらず、
やはり夜中に何度か目が覚めてしまい、
熟睡は難しかった。
ただ、ロビーカーでの時間は
とてもリラックスでき、
夜行列車の楽しさを改めて感じることができた。

もし夜行列車や寝台列車の復活を目指すなら、
やはり快適性や居住性の向上が
課題だと感じた旅だった。

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