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#「かたちが語るとき -ポストバブルの日本建築家たち(1995-2020)展-」
昨年10月より、「かたちが語るとき -ポストバブルの日本建築家たち(1995-2020)展-」が、フランスのオルレアン「Frac Centre」にて開催されています。
残念ながらコロナ禍のため現在一時閉館中で、再開の日が待たれるのですが、今年4月14日〜7月3日は、「パリ日本文化会館」に巡回の予定です。 今回は、現地に赴いた設計室の新人・Nのレポートでお届けします。
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開催にあたり、遠藤克彦建築研究所が出展したのは、「大阪中之島美術館」と「軽井沢深山の家」の模型。計画から完成まで2か月。精密な木模型で、表面には突板を貼って仕上げています。
1つ1つの作業が全て神経をすり減らすような細かい工程で、特にやすりがけでのミリ単位の調整は本当に大変でしたが、最後に記録用写真を撮影した時には涙が出そうになりました。
オルレアンの会場での設営中には、各事務所の方々とお話しさせていただきましたが、みなさん、模型を覗きこんでくださいました。
会場の担当者であるフランス人の方にも、熱烈なフランス語で「素晴らしい!」と言ってもらえたのが嬉しかったです。
↓「大阪中之島美術館」の模型です。
↓「軽井沢深山の家」の模型です。(写真手前)
現地に向かったのは10月初旬だったのですが(僕的には初の海外出張です!)、コロナ禍ですし、作業が終わっても建築巡りなどは出来ません。しかし、幸いなことに、オルレアンの町はとてもコンパクトだったので、普段の買い出しの時間で一通り見て回ることが出来ました。
一番感動したのは、ベーカリーの多さ。日本のコンビニのように、通りに1軒はある、といった雰囲気です。朝も7時頃から開いているため、毎朝買い出しに。クロワッサンの食べ比べをしても飽きないほど、どのお店も本当に美味しかったです。
コロナ禍が深刻になりつつある時期でしたが、町には普段の生活を続けようとしている力を感じました。(設計室・N)
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「かたちが語るとき」展の出展者リスト等、詳細はこちらをご覧ください。
オルレアン展、そして、パリ展のレポートは、今後も随時発信させていただきます。(広報・A)
http://www.adan.or.jp/news/event/2964