遠藤克彦建築研究所

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最近の記事

#「大阪中之島美術館 竣工・プレス内覧会」が開催されました

2021年6月30日(水)、「大阪中之島美術館」が竣工いたしました。 弊社は2016年に行われた「(仮称)大阪新美術館公募型設計競技」に応募し、2017年に最優秀に選定されました。新美術館の正式名称は2018年に「大阪中之島美術館」と決定しています。 コンペに応募してからあっという間に5年の月日が流れ、いよいよ竣工を迎えたことは、実に感無量です。 2022年2月2日(水)の開館に先立ち、本日、2021年7月2日(金)、本美術館の広報事務局である「大阪中之島ミュージアム」

    • #KYOTOGRAPHIE SCÉNOGRAPHIE キョウトグラフィー セノグラフィー  遠藤克彦展

      3月20日(土)から、京都にて、遠藤克彦展が開催されています。弊社が「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の2019年、及び、2020年に手がけたセノグラフィ―の手の跡を、写真パネルや模型で伝えるエキシビションを、KYOTOGRAPHIEのパーマネントスペース「DELTA」にて開催の運びとなりました。 展示内容:2019年のアルフレート・エールハルト「自然の形態美ーバウハウス100周年記念展」及び、 2020年のウィン・シャ「一光諸影」の写真パネル展を中心に、展示の空

      • #KYOTOGRAPHIE SCÉNOGRAPHIE キョウトグラフィー セノグラフィー  遠藤克彦展 トークイベント

        現在「遠藤克彦展」を開催中の、KYOTOGRAPHIEのパーマネントスペース「DELTA」にて、4月3日(土)15:00より、KYOTOGRAPHIE共同創設者&共同ディレクターの仲西祐介さんと、弊社代表の遠藤克彦との対談イベントが開催されました。 セノグラフィ―というクリエイティブについて、設計者である遠藤からは、「建築設計とは違う時間の流れの中で、瞬間的に、集中力をもって、“今”、自分の考えるデザインを表現できることが魅力」との話が。建築は通常、設計の提案から実現までは

        • #長崎県佐々町新庁舎 ワークショップ開催

          遠藤克彦建築研究所は、2020年に「佐々町庁舎建設工事基本設計・実施設計業務委託に係る公募型プロポーザル」にて、最優秀にご選定いただきました。 佐々町は長崎県の北部に位置し、佐世保市にほど近いまち。自然を残しつつ交通至便な、暮らしやすいエリアとして人気を集めています。 新庁舎建設に向け、昨年秋から住民の方とのワークショップが行われています。建築設計分野におけるワークショップとは、住民参加により、利用者の意見・要望を幅広く聞くとともに、将来の担い手を育てる活動。数回のワークショ

          #「ビルダーズ/工事記録に見る都市再考 〜大阪中之島美術館〜」

          2月9日(火)、遠藤がトークイベントに登壇しました。 大阪・中之島にて、創造的な実験島としてネットワーク事業を始動させた“クリエイティブアイランド中之島”にて、10のナイト&デイプログラムが9日間(2月6日~14日)、連続開催の運びとなりました。 2月9日に開催されたのは、【エクスチェンジプログラムvol.3「大阪中之島美術館×大阪大学×アートエリアB1『ビルダーズ/工事記録に見る都市再考 〜大阪中之島美術館〜』」(オンライン配信)】。 建築に関わった専門家=ビルダーズ

          #「ビルダーズ/工事記録に見る都市再考 〜大阪中之島美術館〜」

          #遠藤克彦の料理

          四角いスチールパンに美しくデザインされたパエリア! これは或る日、代表の遠藤が自宅で作った料理なのです。海老、あさり、鶏肉、そしてパプリカが躍る豪勢なこの一品、材料費は1,000円だったそうです。そうとは思えないこの出来栄え。海老の並べ方もリズミカルですね。 このスチールパンはキャンプ・アイテムなのだとか。高校時代は登山部に所属、今も自転車が趣味で、実はアウトドア派な遠藤。機能的かつデザインも美しい優秀グッズにもこだわりがありそうです。 昨年の新入社員歓迎会では、手料理を

          #「かたちが語るとき -ポストバブルの日本建築家たち(1995-2020)展-」

          昨年10月より、「かたちが語るとき -ポストバブルの日本建築家たち(1995-2020)展-」が、フランスのオルレアン「Frac Centre」にて開催されています。 残念ながらコロナ禍のため現在一時閉館中で、再開の日が待たれるのですが、今年4月14日〜7月3日は、「パリ日本文化会館」に巡回の予定です。 今回は、現地に赴いた設計室の新人・Nのレポートでお届けします。 ********** 開催にあたり、遠藤克彦建築研究所が出展したのは、「大阪中之島美術館」と「軽井沢深山の

          #「かたちが語るとき -ポストバブルの日本建築家たち(1995-2020)展-」

          ご縁のある施工会社さんから…

          東京の〈TH-1〉という施工会社さんから、会社案内をいただきました。創業15年を記念して作られた冊子で、その中にはゆかりのある建築家からのメッセージが寄せられています。 施工への想いを語るのは、原広司氏、原田真宏氏・麻魚氏、藤原徹平氏、そして、弊社代表の遠藤克彦の5名。 原広司氏は、遠藤が東京大学大学院の建築学修士課程在籍時に、指導を仰いだ恩師でもあります。その頃ちょうど、原先生の事務所〈原広司+アトリエ・ファイ建築研究所〉では「梅田スカイビル(1993年竣工)」を設計中

          ご縁のある施工会社さんから…

          #大阪中之島美術館 vol.2

          前回は4月の「鉄骨建て方」の様子をお伝えしましたが、その後順調に工事が進みまして、主要な構造が出来上り、10月12日に上棟いたしました! 写真は、上棟直後に北側から撮影したもので、最上階となる5階部分まで梁がかかり、鉄骨が組み上がっている様子をご覧いただけます。 この後外壁が取り付き、その姿は加速度的に変容しています。「黒い箱」の外観が見え始めましたら、またお知らせします!(広報・A) 写真:大阪中之島美術館準備室提供  上棟日:令和2年10月12日(月) 撮影日:令和

          #大阪中之島美術館 vol.2

          #大阪中之島美術館 vol.1

          「大阪中之島美術館(以下NAKKA)」の鉄骨建て方が本格的に始まったのは、2020年4月10日のことでした。 実は、事務所内で唯一の文系人間、広報・A、恥ずかしながら最初、この「建て方」という言葉がピンときませんでした。 まわりの者に聞けば、「建て方」とは建築用語で、基礎の上に構成材(この場合、鉄骨)を組み立てる工程。数センチのズレも許されない大切な作業とのこと。 NAKKAのような大規模建築物でミリ単位に注力しつつの作業とは、驚くべき繊細さですね。 現場の職人さんの高度

          #大阪中之島美術館 vol.1

          #2020 Architects of the Year After Covid-19 version

          11月8日(日)まで、大阪「日本橋(にっぽんばし)の家」にて、日本建築設計学会主催の「2020 Architects of the Year After Covid-19 version」が開催されています。 「コロナ以降の建築・都市像を問う」と題し、竹山聖氏、遠藤秀平氏、宮本佳明氏、トーマス・ダニエル氏、槻橋修氏、倉方俊輔氏、島田陽氏、前田茂樹氏、畑友洋氏、光嶋裕介氏、小見山陽介氏、藤井章弘氏、竹口健太郎氏、そして弊社代表・遠藤克彦の総勢14名の建築家が出展。 弊社は、

          #2020 Architects of the Year After Covid-19 version

          #KYOTOGRAPHIE 2020 京都国際写真祭 vol.2

          弊社が展示デザインを担当し、おかげさまで連日たくさんの方にご来場いただいている「ウィン・シャ/一光諸影」展。今回はその会場となった老舗帯匠「誉田屋源兵衛」の、今回の展示に際してのビフォア・アフターの姿をお伝えしようと思います。 ファサードのBefore(上)、After(下)です。 全面ガラスのショーウィンドウ部分に展示ではイントロダクションパネルをあしらい、ミラー効果のある覗き窓を設営。内側はこのようになっており、来場者には最初にこの部屋にお進みいただきます。 こちら

          #KYOTOGRAPHIE 2020 京都国際写真祭 vol.2

          ♯KYOTOGRAPHIE 2020 京都国際写真祭 vol.1

          EAA(遠藤克彦建築研究所)のnote初投稿は、9月19 日より開催中の「KYOTOGRAPHIE 2020 京都国際写真祭」にて、弊社が担当した展示デザインについて。 弊社は昨年に引き続き展示デザイン担当として参加。今年の出展アーティストはウィン・シャ(Wing Shya)氏です。映画監督ウォン・カーウァイ氏の元専属フォトグラファー兼グラフィックデザイナーとして知られるクリエイター。「一光諸影」と題し、数々の映画作品で撮ったスチール写真や、映像作品等を展示する会場は、創業

          ♯KYOTOGRAPHIE 2020 京都国際写真祭 vol.1