愚妻
非常にバカで申し訳ない。
夫を操縦する力もなし、満たす事を
知らぬ。私は乙女であって妻にはなり
きれず、非常にバカで申し訳ない。
そんなバカな私を愚妻ほど可愛いと
言うあなた。私は空気の妻にはなりき
れず、窒息する妻になってしまった。
そんな私の存在を愛する夫は愚妻と
連呼する。私にはプライドとゆうもの
がない。そんな性分に窒息する胸
いっぱいの愛があった。空気になれな
い愚妻に可愛いと言うが必要なものを
与えやしない。そんな私をきつく
抱きしめてくれた夫。非常にバカで
申し訳ない。私は喜んでいるわけでは
なく自分の愚かさを嘆いているのです。
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