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包容力      詩

あの美しい夕焼けをつまんで母にかけらだけでも見せられるんなら閉じた瞳
も開いて喜ぶだろうな。
どうしておめめが片方つぶれたのだろう?
一体罰当たりな事をしたのならば、許しをこうて私が神様に交渉したろうに。
でも善良で明るさ余った母に罰など
あるまい。
あるとすれば暗さを許さない彼女に
あったんだと気づいた。
闇も生きていて包みこむ女神がいたと
したら、私はひざまづいて闇夜を
愛そうと思う。

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