列車　　　　　　　詩

私は今列車に乗っている。
はて、終点はどこだろう？
目的なき甘えた生活にすがりつく。
終点は見えずてんてこまい。
一人ぼっちの老いで孤独な生活を歩むんだろうか？
バカを言え！
父がいるじゃないか、娘もいるじゃないか？
何もないとは言わせない。
私は列車で菓子を食べながらカンコーヒーを飲んでいる。列車はガタンゴトン揺れて目的のアナウンスが流れる。
私は終点へ向かって最後までのろう。