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雪が解ける 詩
雪が積もりはしなかったが、解けて
道路はぬれていた。人の吐く湯気が
はあーっと吹いては窓ガラスは曇る。コロナ菌が蔓延するとは限らない
と思いマスクをつけた。冬だからこそ
と言って蔓延するとは限らないとおもう。でもそれ以上の力を持った菌なの
だろう。いたる所消毒液が置かれた。
潔癖症で手をよく手を洗う主人で
あった。生きてれば今時の最先端を
生きる者であったろう。雪が積もらぬ
今は大人は待ちかまえず、子供と犬が
残念そうに次の月にかけてみる。
雪の積もる足音に解けたシューズの裏側があった。びしょびしょで犬は足の
面積小さくびしょびしょにならず犬小屋に戻った。困り果て掃除をする母で
あり雪は寒いとインプットされた主婦
であった。