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スマートウォッチの価格に差が出るポイントについて

 スマートウォッチも種類が増えてきて、詳しくない人には何がなんだかわからない状態だと思う。
今回は、スマートウォッチで価格に差が出るポイントを書いていく。

価格差ポイント①

 まずは、スマートウォッチなのか、スマートバンドなのかだ。
スマートウォッチは腕時計型なのに対し、スマートバンドはバンドと本体が一体型になっている。
スマートバンドは、バンドと一体型になっている都合上、あまり本体が大きくならない。そのため安価にすることができる。
また、そもそもスマートウォッチとスマートバンドを両方出すメーカーの場合、スマートバンドをエントリーモデルに位置付けることがほとんどであるため、スマートバンドの方が安価になりやすい。

価格差ポイント②

 次に、GPSが内蔵されているかどうか。実は、これが一番価格差に大きな影響を与えている。
GPSが内蔵されているスマートウォッチでは、単体でGPSを測定することができるため、スマホが無くても運動の位置の記録ができる。GPSが内蔵されていないスマートウォッチでは、スマホのGPS機能を利用してそれを行う。
GPSを使うような運動をしない人、基本的に運動時にスマホを持って出る人、GPSの測位データの正確性をそこまで求めていない人は、GPSなしのモデルを選ぶと安価にスマートウォッチが購入できることを覚えておいてほしい。
なお、前述したスマートバンドもGPSが内蔵されていないモデルが多く、スマートバンドが安価な理由の一つである。

価格差ポイント③

 三つ目は、シンプルに部品の違いだ。本体がやバンドの材質、ディスプレイの大きさや品質、光学式センサーの違いなどによって価格が変動する。
特に部品の材質は見た目に反映されるので、プラスチックを使っていることの多い安価なスマートウォッチは、チープに見えがちになってしまう。
本体の材質がプラスチックか否か、液晶が有機ELか否かくらいは知っておくと良いと思う。
ちなみに、Apple WatchやPixel Watchなどが高いのは、良い部品を惜しげもなく使っていることと、他のスマートウォッチに比べてスマートフォンに近い性能が必要になるため、それを動かすCPUなどにも費用が割かれているからである。

例題

では、これらを踏まえてXiaomiのスマートウォッチを見てみよう。
Xiaomiでは、Redmi Watchという高コスパのスマートウォッチが販売されている。そのシリーズとして、高い順に

Redmi Watch 5 公式価格 14,980円

Redmi Watch 5 Lite 公式価格 6,480円

Redmi Watch 5 Active 公式価格3,980円

この3種類がある。

価格差のポイントを知ると、以下のように比較ができる。

Redmi Watch 5 Activeは、公式価格3,980円と一番安価だが、GPSを内蔵しておらず、ディスプレイもLCDを採用しており解像度が低い。

Redmi Watch 5 Liteは、公式価格6,480円とActiveより2,500円高いが、GPS内蔵でディスプレイも有機ELで解像度が高く綺麗。

Redmi Watch 5は、公式価格14,980円とLiteより8,500円高いが、本体がアルミニウムで作られており、センサーも最新のものが採用されている。

こうやって比較してみて、自分に適したスマートウォッチを選ぶと良い。
余談だが、比較を見て、Redmi Watch 5ってちょっと高くないか?と思った方もいるだろう。
実際のところは、Redmi Watch 5が高いのではなく、他2つが安過ぎるのだ。Activeが6,000円程度、Liteが10,000円切るくらいがスペック上の適正価格だ。
価格差のポイントがわかっていれば、異なるメーカー間の商品を比較して、適正価格を知ることができる。適正価格がわかれば、どの商品がお得かだけでなく、そのメーカーの狙いまで見えてくるから面白い。

最後に

 今回は、スマートウォッチの価格に差が出るポイントについて書いたが、最後に一点大きな注意点をお伝えしたい。
今回の話は、あくまでスペック上の話であるが、そのスペックシートには記載されない部分がある。
それが、CPUについてだ。スマートウォッチでは、CPUの型番や性能が示されることはない。
そのため、実際にRedmi Watch 5 LiteとRedmi Watch 5を買って使い比べると、実はCPUが違っていて、価格差を感じるほどRedmi Watch 5の方が快適にサクサク動くということが無くはないのだ。
残念ながら、この対策については、YouTube等でレビューを見るという手段
しかない。

理想を言えば、スマートフォンやPCのようにベンチマークによるスコア化ができると良いのだが、別途アプリを入れるということができるスマートウォッチは限られているため現実的ではない。
せめて、CPUの型番がスペックシートに明示されるようになり、CPUの型番による性能が数値化された一覧があれば便利だと思う。
ではまた。


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いーづか
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