日本語学校〜ラクになる授業の準備〜
日本語教師のみなさん、授業の準備はどうされてますか??
私は初めの数ヶ月ぐらいはとても大変でした。
その頃、1週間に5〜6クラス受け持っていましたので、特に時間がありませんでした。
色々な物を準備する先生、パワポに文字や絵などをまとめる先生など、いろいろなやり方があると思いますが、
少し慣れてきた頃、あることに気がつきました。
授業の準備=教材の作成
ではなく、既習の語彙や文法を確認して、どうすれば今回の授業で扱う語彙や文法が導入できるか
ということでした。
情報化社会の今、ネットを参考にしても構いません。教師用の手引きがある教科書もあります。
初めはそれらをコピーしてもいいかと思います。
意識することは語彙コントロール。
そして、学生がその日学んだことがどの程度覚えられるかです。
練習問題も、教科書の例文を参考にして構わないと思います。
文法の口頭練習では、文字カードやパワポを使用する先生もいると思います。そちらは一度作ったら何度も使えていいと思いますが、大量生産は先生も大変です。
シンプルで簡単な方法を紹介します。
①0から自分で例文を作らせる。
1番、簡単なやり方です。学生たちは発想がない子は苦労しますが。笑
そちらを一人ひとり発表させます。助詞の間違いなどがあるので、みんなで何が違うか考えさせます。かなり時間が持ちますよ。
②前件だけ教師がディクテーションとして言って、後件は自分で作らせる。
学生にとっては、①より簡単です。しかし、前件をよく聞いて書かなければならないので、書く力だけでなく、聴く力も養われます。後件だけ自分で考えるので、発想力が乏しい子もなんとかできます。
例〜たら の練習の場合
教師がいうこと:雨が降ります。
学生が書くこと:雨が降ったら、サッカーをしません。
ここから先は
¥ 250
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?