ITの魅力発信!さぬき市立造田小学校でのプログラミング教室 実施レポート
こんにちわ、e-とぴあ・かがわ広報スタッフです。今回は2022年に香川県内小学校で行われた「ITマスター」によるプログラミング教室についてご紹介します。
若い世代に伝えるITの魅力
「ITマスター」とは、ITに関して高度な技能と長年の実務経験があり、技能指導者として厚生労働省から認定された人材のことです。企業や教育機関から依頼を受け、若手社員や児童・生徒へ実技指導や講習を行っています。小・中学生に向けては情報技術やITの仕事の楽しさや魅力を知ってもらえるように、身近なIT技術の説明やプログラミング入門の教室が開かれています。(過去の実施レポートはこちら)
人型ロボット「Pepper」を使ったプログラミング教室
プログラミング教室が開催されたのはさぬき市立造田小学校で、6年生の生徒29名が参加しました。今回は人型ロボット「Pepper」を使ってプログラミングの楽しさに触れていきます。 Pepperの紹介で講師が「ペッパーくんを知っている人はいるかな?」と聞くと半数以上の生徒から手が上がっていました。「ソフトバンクにおいてある」「お寿司屋さんでみた!」など、身近なお店で見たことがある人は多いようです。
Pepperは専用のロボット・プログラミングツール「Robo Blocks」、Scratch(スクラッチ)の様にブロックを組み替えながら簡単にプログラミング出来るツールを使って動かしていきます。パソコンやタブレットのブラウザでプログラミングし、画面内のバーチャルロボットでも動作確認することができます。生徒たちはそれぞれ普段学習で使用している端末を使ってRobo Blocksに接続していました。
この日はRobo Blocksの基本操作とpepperを使った簡単なプログラミングに挑戦。作ったプログラミングはその場でpepperに送信して動作を確かめることが出来ます。生徒のみなさん初めての操作に遠慮しつつも順番に前に出てpepperの動きを確認していました。
授業の後半では条件分岐のブロックを使ってpepperとのコミュニケーションに挑戦。「はい」か「いいえ」の声に反応してpepperがそれぞれ違った反応をするように設定します。質問内容やどう反応するかは自由。「お菓子は好きですか?」「ゲームは好きですか?」など小学生らしい質問に面白い問答をさせて笑いを誘う生徒さんも。みなさん大喜利の様な雰囲気で盛り上がっていました。
最初は初めてのpepperの操作で緊張した雰囲気もありましたが、操作に慣れてくると質問の内容を凝ってみたり音を鳴らしてみたり…それぞれ楽しそうに自己表現していたのが印象的でした。担当の先生は「どの子も興味しんしんで、すごく集中していました。タブレット端末もだいぶ使い慣れていてスムーズにプログラミングに励んでいる印象でした」とコメントされていました。授業の最後には日直の生徒さんからお礼の挨拶も。「今日の授業でペッパーとかロボットが何に使われているか分かりました」「pepperやタブレットを使っていろんな動きができて楽しかった。」と感想を述べて、一同の礼でしめくくりました。
今回の出張プログラミング教室については、県内の職業能力開発協会にある「香川県地域技能振興コーナー(https://kagawa-master.jp/)」から相談できます。地域でプログラミング教育のきっかけを作りたいとお考えの教育団体の方は、ぜひ一度相談してみてください。
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