エンジニアコミュニティE3に向き合った、コミュニティマネージャーの半年
こんにちは、E3編集部です。本日はエンジニアコミュニティE3のコミュニティマネージャーである高橋 奎さん(以下)にインタビューを行い、PDCAを回しながらコミュニティと向き合ってきた半年間についてお話を伺いました。
高橋 奎(Twiiter:@_keitakahashi_)
NO WALLs, Inc CEO 兼 Founder
横浜国立大学在学時に認定NPO法人カタリバにて活動。その後人事コンサルティング会社であるSTARMINE, Inc.にて人材領域の課題に根ざしたコミュニティづくりや人事コンサルタントとして従事。その後独立。
ビジョンコミュニティクリエイターとして、「ビジョンあるコミュニティ創り」をテーマし、コミュニティづくりを通した生態系づくり、高校生のキャリア学習プログラムや、シェアハウス運営、ソーシャルアクションを行う。「人が集い」「関係性を創り」「広がっていく」循環づくりから、未来の希望を生み出す活動を実行中。
ー 本日はどうぞよろしくお願いいたします。高橋さんがE3に関わり始めたのは9月ごろかと思いますが、当時はどういう課題があったのでしょうか?
高橋さん:大津さん(E3代表)は、コミュニティ内の交流がかなり少ないことに課題感を持っていました。仕事だけではなくプライベートを含めた交流が生まれたり、エンジニア同士でプロジェクトが立ち上がるようになればいいよねという話をしていましたね。
Slackチャンネルの整理で雑談を促進
ー そういった状況から半年間、実際にどのようなことを行ったのか教えていただけますか?
高橋さん:はじめに、大津さんの意見をもっと引き出して運営に反映するため、僕と大津さんの定例を設定しました。その後、まず着手したのはSlackチャンネルの整理ですね。
当時はSlackも今ほど活発に動いていなかったのですが、その一因として「どう使えばいいのかわからない」という状況があると考えたためです。チャンネル名や目的が雑多に乱立しており、コミュニティメンバーにとってどこに何があるのか、どういう意図のチャンネルなのかがわかりにくい状況でした。
ー Salckのチャンネル整理を振り返っていかがですか?
高橋さん:雑談の場所を整理したことで、質問や雑談が生まれやすくなりました。途中から技術ごとのチャンネルも作ったのですが、目的をより狭く明確にすることで具体的な質問が生まれやすくなるということもわかりました。
ただ、勉強会を立ち上げようと動いたのですが、まだそこまでメンバーを巻き込める状況にはなっていませんでした。
一石三鳥だったランチ会
高橋さん:続いて、雑談できる場所を作るためにランチ会を始めました。会を通して定期的に人と話すことができる点でメンバーにも良いと思うのですが、エンジニアのリアルの声を聞けたのは僕にとっても非常によかったです。
勉強会にはニーズがあるのかどうかなど、エンジニアではない僕が一人で考えていても答えが出ないことを気軽に聞けたのは非常に貴重でした。さらに、新しくコミュニティに入った人がランチ会に参加することで、既存メンバーと知り合い、巻き込まれていくという現象も発生しており、意義を感じました。
ー ランチ会を振り返ってみていかがですか?
高橋さん:コロナ期間で人と実際に話しをすることが減ったからこそ、雑談できる場が案外求められているということはポジティブな気づきでした。
改善点としては、特に初期はテーマを絞りすぎて参加人数が限られてしまったので、ある程度自由に話せる余白を残すことでしょうか。テーマを決めすぎると、該当する母数が減るので当然人は集まりにくくなります。人を集めるのかテーマを深掘りするのかは、会の目的によって吟味する必要がありますね。
E3代表による「大津のつぶやきチャンネル」
高橋さん:1月ごろから、E3代表である大津さんに「大津のつぶやきチャンネル」を開設してもらいました。メンバーと大津さんの接点が「希望したタイミングでの1on1」しかないのはもったいないと考えたためです。
実際にやってみて、大津さんの声がコミュニティに届くようになったのは非常に良かったですね。初めはSlackでアクティブに反応してくれる人も少なかったですが、今では多くのメンバーが雑談に参加しており、とてもありがたく思っています。
これからもエンジニアの声もしっかり吸い上げながら、コミュニティ運営を進めていきたいですね。
50人規模のミートアップを毎月開催
高橋さん:11月から企画を始めた企業とのミートアップイベントが、実際に形となったのは1月に入ってからでした。参加者および登壇企業の満足度がとても高く、参加者数もかなり増えていて、手応えを感じています。
一方で、企業さんやエンジニアが登壇できるイベントをもっと多く作っていきたい気持ちもあります。月に一度のミートアップだけでなく、もう少し緩やかに企業とエンジニアが繋がったり、エンジニア同士が学びあえる状態を思い描いています。
最終的にはコミュニティマネージャーがいなくても自発的に場が回ることが理想だと思うので、そういう意味でも負担を小さくすることには向き合い続けたいと思っています。
みんなで作っていくコミュニティE3
ー ありがとうございます。さいごに、E3メンバーに伝えたいことはありますか?
高橋さん:私はエンジニアではないので、その点についてはいろいろと助けていただいて感謝していますし、これからもお力添えいただけると嬉しいです。
たとえばみなさんのキャリアやワーク環境について、非エンジニアの僕が想像するにはどうしても限界がある。そういう点については、なるべくE3メンバーの皆さんから直接お話を伺うように心がけています。その時はぜひ快く教えていただけるとありがたいです。
E3に所属していることがある種ひとつのブランドとなるようにしていきたいですし、できればみんなで一緒にそういう場を作っていきたいですね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
E3はエンジニアのためのコミュニティです。雇用形態に関わらず様々なエンジニアが200名以上参加しており、横のつながり強化やミートアップなどの各種イベント、税理士や法務・契約関係の無料サポートなどを提供しています。
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