仰天!アメリカの介護事情(3)
介護において一番「苦しい」のは中流の下の層であろう、ということを前回書いた。日本でも同じなのかもしれないが、ここアメリカでは、一つ大きく異なる点がある。
「個の文化」が確立し、尊重されている点だ。これは、まず「親世帯と子供世帯は別個のもので、介護も別個」という意識が強い。この点が、「親の介護は子供がすべき」という言わずもがなの慣習が当たり前の日本とは違う。例えば私の周りでは、「老親の”支援”はするが、下の世話などはやらない」という態度の人々が多数いる。米国の小中学校の掃除と