『涙の国』ダイヤモンド貯金
こんにちは。e-sharingメンバーのAKANEと申します。
絵を描いております。
葵さんが書かれた記事に続きまして、
私も『涙の国のおはなし』について書いていきます。
イラストを担当する経緯は、ざっくりこのような感じ。
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①2020年、葵さんの
『涙の国のおはなし』を用いた
YogaNidraのオンラインクラスに参加し、
衝撃を受ける
↓
②内容があまりにも素敵なので
レッスンの感想とともに
「本にしないのですか?」と聞いてみる
↓
③すぐに葵さんが原稿を送ってくださる(!)
↓
④全パートの絵を描き終え、動画絵本に
↓
⑤書籍化にチャレンジ、販売開始
↓
⑥新しいカタチに変化しそう
ワクワクドキドキ(☜今ここ)
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文字数の関係で
かなり割愛していますが
この作品を通して
以下の行為が日常になりました。
・「表現」について考えること
・自分の中を深く掘っていくこと
このお話に出てくる、
「サンクチュアリ」とは何か。
イラストを描くにあたり、
一番最初に考えたことでした。
目に見えないものを形にするには、
自分の影の部分と向き合う必要があります。
(ありました。)
欲しいと思ったけど手に入らなかったもの
自分の手からこぼれ落ちてしまったもの
いつだって涙が溢れるのは、自分の心が揺れ動くとき。
もちろん
嬉しくて流す涙はあるけれど、
陰陽でいうと「陰」の場面で
涙を流すことの方が多いと思います。
(私だけだったら、すみませんw)
で。
このサンクチュアリが
「どうやら心の中にあるようだ」
と思った時に頭に浮かんだのがこの図。
こぼれ落ちた涙は
体の外に出てしまうのだけど、
流した涙の量と同じ分だけ、
キラキラしたダイヤモンドが
自分の中へ落ちていく。
(※他の宝石でも可)
落ちたダイヤモンドは
どこかに流れていかない。
途中で他の人のものにならない。
砂時計のように、ただ静かに、
自分の中で増えていきます。
悲しかったり、悔しかったり、
自分の心が揺れ動いて反応する時は
必ず「理想」や「大切にしたいもの」が
セットで存在しているように思います。
それが、私にとっては
ダイヤモンドのように感じました。
(※ルビーでもサファイヤでもオパールでも何でもいいです)
ダイヤモンドの総量が増えるに従って、
自分だけの「サンクチュアリ」の中身は
具体的になっていく。
自分のお城をつくって、
目の前に川が流れて、
空には月が5つ浮かんでて、、、
いつの間にか星ができてました、みたいな。
絵本の背表紙の星は、ソレです。
一人一人、
サンクチュアリの様子はちがうので
「私の星は赤だよ〜」とか
「アメーバみたいなカタチだよ〜」とか
様々なバリエーションがあるかと思います。
妄想なので自由です。
涙がこぼれ落ちるたびに、
勝手に貯まっていくダイヤモンド貯金。
私自身、泣いてしまう時は
自分の感情を観察する一方で、
「今、ダイヤモンド貯金貯まってるな〜」
と一人ニヤニヤしております。
絵、文章、踊り、様々な表現行為。
「表現者」と呼ばれる人たちは、最終的に
自分のサンクチュアリを具現化することへ
向かっていくのではないかな、
と勝手に考察しています。
その「自覚の有無」や
「作品に反映する濃度」は、
個人差があると思います。(それもまた、味ですね)
次回は、「表現すること」に
スポットを当てて書いてみようと思います。^^
▼『涙の国のおはなし』STORES
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