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しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.46

倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。皆様のお役に立てたら幸いです!


【何のためにその仕事をやるのか】

最近お客様からこんなクチコミをいただきました。

とにかくもうホスピタリティーが最高でした✨
どういう教育をしたら若いスタッフたちがあのような高レベルの接客ができるようになるのでしょうか。

未熟な私には分かりません。ただ、本人たちがお客様の笑顔のために何かできることはないかと一生懸命なだけだと思います。

理念経営やパーパス経営、ミッション経営など、経営では様々なことが言われています。私は何においても、これをやることでその後にどうつながるのか、どうなりたくてその仕事するのかを考えて仕事をしているかどうかが、大きなカギだなと思っています。

私の経営の師匠から教わった言葉は、二宮金次郎の言葉で、
「遠くを図る者は富み、近くを図る者は貧す」
という言葉です。

私の尊敬するワタミの創業者の渡辺美樹さんは言います。

なぜビールを運ぶのか、
なぜ弁当を一つ運ぶのか、
なぜ商品を製造するのか…
ある人は言います。
時給1000円を稼ぐためだ。だから私はビールを運んでいます。
また、ある人は言います。
私はひとりでも多くの方の思い出に関わりたい。一人でも多くの方の笑顔にふれたい。一人でも多くの方からありがとうを集めたいんだ。だから私はビールを運ぶんだという人もいます。

渡美塾オンラインより

どちらもビールを運ぶという行為には変わりありません。しかし、その人が丁寧に運ぶか、雑に運ぶか、また笑顔で運ぶか、いやいや運ぶか、その運び方は違ってくるはずです。それが、志(こころざし)の力だと思います。

さかえやでは、世の中が少しでも争いごとのないやさしい世の中になってほしいと、壮大な構想を掲げています。そんな片田舎の一旅館で何ができるのかといったらそれまでですが、夢に向かって前進していると、何か工夫できることを見つけられるものですし、周りから応援してくれる人も出てきます。

でも、昔は借金を返すために経営をしていました。経営の師匠に出会うまでは、質を高めるということを知りませんでした。とにかく売上を上げるしかない、その為には安くても売上を取るんだと、価格競争をしていました。粗利益と固定費の差が利益だということも分からず経営をしていました。

でも今は、計画的に利益を出し、
・将来に備えること
・スタッフや地域に還元すること
・意味のある活動のためにお金を生みだすこと
を目標にし、その為にどうやって効率的に経営するか、人を集められるか、周りからの支援をもらえるようになるか日々考えるようになりました。

目的が変わるとやることも変わってきます。高い視座で長期的に物事を考え、判断していきたいと思います。


「何のために経営をしているのか」



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発行責任者  湯本 晴彦
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電話番号 0269-33-2531
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