リスニング上達のための意外な落とし穴
リスニング能力を向上させるためにはたくさん聞くこと!という意見をよく見かけます。確かにその通りなのですが、意外な落とし穴があります。
それは・…・
読んだことがない単語は聞き取れないということ!
聞いて見ればなーんだ…と思うことかもしれませんが、灯台下暗し。
inで始まる言葉なら「内側の、内へ」の意味を持つ、exで始まる言葉なら「外側の、外へ」の意味を持つなど、接頭辞の意味を知っていればある程度意味の類推がつくものもありますが、推測しないといけない語があまりにも多いとリスニングが苦になるようになります。
ということで、お勧めしたいのは下記の学習法。
1. 興味のある題材について、日本語と英語で記事を読んでからリスニングに取り組む。今の旬のトピックといえば、COVID-19、アフガニスタン情勢、ハイチの地震、パラリンピックなどでしょうか。英字新聞や英語雑誌の記事を読んでから取り組むのもよいし、PBS NewshourやVOA Learning EnglishのAs It Isなどスクリプトがある題材に取り組まれてもいいでしょう。
ちょっと変わった勉強法としては、ツイッターで英語ニュースや英語圏のジャーナリストをフォローしておき、タイムラインに上がってきた記事で興味のあるものを読む、というのもあります。ツイートについているリプライを読むのも興味深いですよ。私は、口語的な英語表現は結構ツイッターから拾っています。
2, フォニックスを学び発音と綴り字の関係を理解する
フォニックスとは「綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つ」(wikipedia)。英語は発音と綴り字の関係に例外が多いのですが、それでもフォニックスを学んでいると、ある程度耳で聞いた言葉を綴れるようになります。綴れないと辞書も引けませんからね。
Youtubeの「あいうえおフォニックス」シリーズがお勧めです。
3. 書き取り・図解をして文法構造を理解する
単語がわかってもどうしても意味が把握できない場合は、文法構造をうまく捉えられていないことが多いです。そういうときは、書き取りをして、主語・動詞・修飾と被修飾の関係、主節と従属節の別などを確認していきましょう。まどろっこしいかもしれませんが、分からないものを何度も聞くよりも早道です。
元国連職員のめいろまさん(ツイッターアカウント @May_Roma)さんがお勧めされているように、Audibleで好きな本を書き取りしてみると力がつくかもしれません。
楽しく学習して、皆さんのリスニング力がアップしますように!
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