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嚥絶の事

ガラス越しとはいえ、面会にまで足を運んでいただき、ありがとうございます。その後、放射線治療も無事に再開することができました。
面会の時にお伝えしたように、敗血症ショック、だったようです。
顔を合わせるなり、「生きててよかった」とおっしゃるのを聞きながら、生きている実感がこみあげてきました。
動脈が通っている手首は自由に動かせるようになりましたが、首筋の静脈ラインと、鼻から通した経鼻胃管は、面会した時のままです。
それでも放射線治療は再開することができました。
すべて終えるまで、「嚥絶」ですから、水を飲んでも痛いどころか、水も飲めなくなってしばらくたちます。
体重が約15キロも落ちましたが、気力もがた落ちするものですね。
こうしてメールを差し上げるのすら難儀していましたが、ようやく出口が見えてまいりました。

頓首再拝





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