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ここに地終わり海始まる
君の下の奥歯だが、2022年12月8日に歯石を除去した時、既に中等度の歯周病ではあったみたいだ。ただし、その時点では抜くほどひどくはなかった。
まだ検査中の君が、どれくらい動揺しているのかわからないが、状態によっては抜歯した方が良いかもしれない。
ただし、君の扁桃部の腫瘍が何であるかにもよる。
万が一、悪性の場合はそれがその歯の周囲組織にまで浸潤している可能性もある。
腫瘍が原因で歯が動揺しているならば、抜歯はしてはいけない。抜歯によって全身の広範囲に転移が進む可能性があるからだ。
その際は、慎重に抜歯をするかどうか決めなくてはいけない。
病巣摘出時に、病巣と一緒に抜歯するのが基本になる。
検査でどの範囲まで腫瘍が及んでいるのか見極めてから抜歯をした方が良いので、今は精密検査待ちだと思う。
飛行機のチケットの値段だけど、 5月にLOTポルトガル航空でウィーンに行った時は、サーチャージャー込みで、往復チケットが25万円くらいかかったよ。GW真っ只中だから高かったよ。
2027年8月2日、僕たちは61歳で、皆既日食がEUであるから、イビサ島にでも一緒に行けたら良いねと話したのは、2009年7月22日、僕たちが43歳の時だったね。
僕は皆既日食を体感はできたが雨で見られなかった。あれは僕は上海にいて、君が新島にいた時かい?
なんせ今度日本で皆既日食を観測できるのは2035年9月2日で、僕たちが71歳の時だからね。
金環日食でさえ2030年6月1日、64歳だもん。
その前にいつか一緒にポルトガルに行こうと話したのは、僕が一足先にリスボンに行った2016年8月15日だった。リスボンの裏通りで見つけたリスボア書店で見つけたペソアの本を君に送ってから、7年も経つのか。
リスボンは素晴らしい街だ。ついでに、列車とバスを乗り継いで、
ユーラシア大陸の最西端にあるロカ岬に行くのはどうだろう!
ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモインスの詩が、大きな石碑に書かれている。
「ここに地終わり海始まる(Onde a terra se acaba e o mar começa)」
最果ての岬から見る大西洋は素晴らしいぞ!
前回行ってはいないがポルトという街も良いみたいだ。君の友達がいるパリやウィーンに行くのも良いだろうね。
いずれにせよ、君の病気の治療具合を見ながら慎重に行こう!
検査は大変だけど、大切なのでしっかりがんばってください。