2024 上半期まとめ
何も記録を残さなかった2023年、記憶の残り方が違うと感じた。
感想とよべるほど立派じゃなくても、今年は記録を残そう。一行だけでも半年づつでも。
がっつりネタバレしてます。
1月
7日 少年社中 『テンペスト』
13日 朗読劇『朝彦と夜彦1987』(平野良・村田充ペア)
14日 朗読劇『朝彦と夜彦1987』(正木郁・溝口琢矢ペア)
21日 OTHELLO SC シリアスver
27日 OTHELLO SC コメディver
一年の観劇始めにぴったりだったテンペスト。
まさしく嵐のようだった拡樹さんに客席全体が巻き込まれていく様は圧巻だった。あのエネルギーは一体どこから来るんだろう。
舞台上をゴロゴロ転がるれおぴは大変キュート。
『朝彦と夜彦1987』は…半年たった今でもふとした瞬間に思い出して胸がぐしゃぐしゃになる。最初にみたのが平野・村田ペアだったからかもしれない。「朝が来て、あぁ朝だなぁ」と思う朝彦と、朝に絶望する夜彦はどうしたって分かり合えない。なのに、平野朝彦って寄り添っちゃうんですよ…自身もボロボロに傷つきながら。でもその優しさは凶器で。屋上で夜彦の心を柔らかく押したのは朝彦なんじゃないかって今でもぐるぐるしてる。
どうしても、どうしても夜彦があの日を超えて30歳になれたとは思わなかった。だって朝彦がぐっしゃぐしゃになりながら出した「二人で屋上から飛ぼう」って提案に心の底からほっとした顔してたんだもん村田夜彦…
茫然としたまましばらく迷って、リピチケを買った。で、正木・溝口ペアなんですけどラストの印象が全然違って驚いた。溝口夜彦、生きて30歳になれそう。演じる人によってこっちのとらえ方が変わるの演劇の楽しいところ。
「幸せか?健やかか?」と問うシーンがあるのだけど、幸せに健やかに過ごすって難しいよね。
この2人、きっと親友だった。
大和さんが主演ということで興味を持った『OTHELLO SC』は「普段着でシェイクスピア」がコンセプトのシリーズ。
その名の通り、オセローの内容を全く知らない状態でも話を理解することができたし何より面白かった。見応えも充分。これってすごいことだ
2月
10日 メイジ・ザ・キャッツアイ
祭り!!!!だったメイジザキャッツアイ。
花道、フライング、映像、盆…明治座にある機構全部使った?ってくらい盛りだくさんで客席も舞台上も華々しい。めでたいので毎年年末年始にやってほしい。
染谷さん演じる俊夫はどこまでも瞳が大好きでまっすぐでなんともかわいらしかった。
客層的に染谷さんを知らない人も多いであろう中、徐々に客席を味方につけていく姿はさすがでした。
3月
9日 Solliev0 完成記念上映イベント
17日 写真集お渡し会
大体なに言っても返してくれるので染谷さんってほんとに頭の回転がはやいなぁと実感するお渡し会。
3月時点ですでに解禁されている情報が多かったため今年は舞台多くて嬉しいですと伝えたら、まだ(情報解禁が)あるかもしれないし無いかもしれない…と神妙に告げられておもしろかった。
4月
6日 ゲキ×シネ『天號星』
7日 ミュージカル『VIOLET』
9日 剣劇『三國志演技〜孫呉』
13日 エーステ 冬単
20日 冬単 マチネ
20日 冬単 ソワレ
21日 冬単
27日 冬単
VIOLETの楽曲どれも大好きなんですけど、あの、モンティさぁ!?立石くん本人が持つ愛され力でなんか受け入れちゃったけど後からやっぱり許せなくない!?ってすっごい考えちゃった。
責任とらないなら勝手に優しくしたり傷つけたり甘えたりするな
三國志はゆっくんさんの殺陣が見たかったのと玉城さんの長台詞があるって聞いて行きました。明治座で360度分の長台詞言う玉さんみたいだろ。
ラスト素舞台に紙吹雪降り出したときは構図が好きすぎて声上げそうになった。
毎日表情を変えた冬単。
「生きて」の温度が上がったり、密と千景のやり取りがいつもより子供っぽかったり。日替わりでささくれ食べたり(?)
客降りオーガストの纏う雰囲気が完全にお盆だったのすごかったな。
5月
11日 冬単
12日 冬単 ライビュ
25日 『UNLIMITED』Blu-ray発売・発売記念イベント 1~3部
26日 柿喰う客 新作本公演2024『殺文句』
冬単、そんなにたくさんの公演に行けたわけじゃない。でも、11日マチネの公演は確かにそれまでと違う色をしていた。閃光放つリアム・クーガーの姿は今でも鮮明に覚えている。
これまでの密は過去と対峙するたびにグズグズになって、たくさん傷ついてなんとか過去を抱きしめて劇中劇に挑むような印象だった。でも11日はなるべく笑顔を見せていたように思う。
「勝ち逃げ天国」でガンッっと終わるのが最高に気持ちよかった。なんというか、花束のような、そんな公演だった。
『UNLIMITED』は染谷さんの思慮深さと悪ガキムーブどちらも見れたイベントで純粋に楽しかった。元々お芝居が好きだった玉さんの素の部分も好きになれたのが良きポイント。司会が松本さんだったのも嬉しかったな。
染谷さんって日によって慎重具合が結構違うと思うんですけど、この日はかなり発言に敏感になっている日だった。と思う。
玉置玲央のそんな使い方はずるいよ!!!だった『殺文句』。面白かった、面白かったんだけど私おそらく根底に流れている文脈を理解できてない。
一回つかこうへい履修して咀嚼できたら残そう…
6月
14日 劇場版はじめての繭期『COCOON』星ひとつ
15日 舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯
16日 心伝 マチネ
16日 心伝 ソワレ
22日 川越ボーイズ・シング(KBS)
23日 KBS
29日 KBS
30日 KBS マチネ
30日 KBS ソワレ
映画館で観る星ひとつ、冒頭のダリ登場シーンでグワッと客が泣き始め「これがあの!!うわさに聞くやつ!!!」と勝手にテンションあがってしまった。
大音量大画面でみる星ひとつなんて劇薬だよ…なんだよなんでダリは全部の選択肢間違えるんだよもうちょっと器用にできるタイプだろ…と新鮮にキレました。ダリちゃんのことは許さないけど大好きです。マリホテ楽しみ。
心伝、べっしゃべしゃに泣いて歌舞伎町タワーから帰れないかと思った。
「尊敬し愛する近藤さんに武士としての最期を。」その想いで生まれた"改変された歴史"は、どこまでも青くてまっすぐだ。
そもそも、私は新撰組に明るくない。事前にれきしクンのYouTubeを見たくらいだ。(これがほんとに分かりやすくて助かった)
なのにここまでグズグズに泣いたの、近藤さんのことが大好きになってしまったからだと思う。あんなデケェ心で大きく笑う近藤さん、好きに決まってんじゃん!!
朧になっても武士としての矜持があり、「空は高いなぁ!」と天を見上げる近藤勇、この人のことが
みんな大好きだったんだと心から納得する近藤さんだった。
沖田くんはゆっくんさんに決まった当初、クールオラオラ気高い系の沖田総司になると思っていた。(?)
というのも私は朱雀公演と新感線と三國志でしかゆっくんさんの生のお芝居を観たことがない(TRUMPとオレノカタワレは映像でみた。)偏りがすごい。私は早乙女友貴をもっと勉強すべき。
だからあのトーンのゆっ沖田くんが出てきたとき初めましてすぎてしばらくゆっくんだと気づかなかった。何あの声!?!?そんな幼さ残る声出るんですか!?ぐしゃっと蹲って「清光…安定ぁ…」と縋る沖田くんは本当に子供のようでこっちの心もぐしゃぐしゃになった。16日ソワレかなぁ、清光の名前を呼ぶところで「きっ…きよみつ…」って泣いて詰まっちゃったの初めて見るゆっくんさんすぎて驚いた。
あとキャスパレで誠を背負いながら扇子クルクルするなんて聞いてないです!ちょっと叫びそうになって危なかった。
殺陣はもう言うまでもなくすごくて、天伝で清光が語った「最高の剣士」にふさわしい人だと、池田屋を爆速で切り抜ける姿みてしみじみしました。
冬単ぶりの植ちゃんは相変わらず今日全て出し切るつもりか!?ってくらい全力だった。ひきつるくらい泣いてもセリフが一切ぶれないのは技術。沖田くんがどんなテンションで来てもしっかり受け止めたうえでフルパワーを出してくれる。馴染みすぎて今回初登場とは思えなかったよ。
松田清光は気がつくと爪を眺めてるし髪の毛つるんってするしカワイイに妥協がない。でもいざ沖田くんと向き合うとぐっと唇を噛んでしまうようないじらしさがある。戦いの時は誰よりも漢らしい。最高にかわいくてかっこいいよ。
今回は舞台装置も面白くて、巨大階段たちを組むと円形になったりそれが回ったりするんだけど一ミリも説明ができません。個人的に好きだったのは殺陣で出てくる板。2階サイドシートでみたとき板の後ろにちんまりかくれる清光と安定がかわいかった。
局中法度ラッセイは途中でセットを回すいけぴーが目に入ってしまい、周回するたび辛そうな顔になるため心の中で応援してしまった。重いんだろうなあれ…
残すは福岡。どうか怪我なく走りきれますように。
こんなにロスになるなんて思ってなかったKBS。もう公演が無いの寂しいよ〜 そう思えるくらい大好きな作品だった。
生徒がそうであるように、春男にとってもクワイア部が大切な場所になっていく様子が鮮やか。天才指揮者の顔とクシャクシャになって青春してる顔がいっぺんにお出しされてうわぁぁぁってなってました。
あとまぴちゃんは内側から発光してますか…?
本番始まってからも生徒との距離が近づいていってるな〜とは思ってたんだけど、前楽のラストシーンで生徒にもみくちゃにされたら前のボタンほぼ外されてたのには笑いました。追い剥ぎ?
寄せ書きをもらって嬉しい!と報告あがるの珍しいし生徒たちも楽しい現場だったみたいで良かった!学園青春ものは楽しくあってほしいです。
上半期は以上。結構満足してるのに下半期ソリエボもマリホテもあるって本当ですか???
マリホテ、誰かのお人形遊びとかだったらどうしよう。期待したり怯えたりする日々は本番始まる前の今しかないから楽しもう。
健やかに下半期も駆け抜けるよ。