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俳句津々浦々(42)

副会長夏井いつきのライフワークである「俳句の種蒔き」活動。その中で出合った俳句をご紹介します。


家事終了漱石と至福なる秋夜

夜更けまでかかって、やっと終了。貯まった洗濯やら食器洗いやら昼間に散らかるだけ散らかったおもちゃやら。はいはい、これも私の仕事ですからね。ジェンダー平等とか働き方改革とか、どこいったんだよ。ほんと、家庭には入ってこないよね、ったく。責任者出てこい! はい! って自分で返事しとくか。やれやれ。まあ、とにかく、本日の家事終了。明日は明日の風が吹く。大好きな漱石を読んで過ごすかな。秋の夜だし。今夜は、『明暗』はやめとこう。『吾輩は猫である』でいいかな。いいよね。

~2023年10月14日 福島 夏井いつき 句会ライブin 富岡~(加根兼光:nhkk協賛サポーター)


nhkk事務局:
「俳句津々浦々」が、市井の俳句や、身近な場面が詩になっていく俳句の楽しさに触れ合うぺージになればと思っています。
17音で詠んで読む俳句は、気軽に取り組むことができる可能性に満ちた魅力的な教材(文芸)です。学校現場で俳句に取り組まれている先生方からの具体的なご報告もお待ちしています。

■日本俳句教育研究会(nhkk)
「俳句」を教材とした様々な教育の可能性を研究する日本俳句教育研究会は、「俳句」を教材に教育活動を展開しようとする教師や俳句愛好家の情報交換の場になりたいと活動する任意団体です。