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俳句津々浦々(2)
副会長夏井いつきのライフワークである「俳句の種蒔き」活動。その中で出合った俳句をご紹介します。
春近し自販機のくじ見に戻る
まだ寒さも厳しい冬の終わり。いつもの自動販売機で買った缶コーヒーをパコンと開けて、飲みながら立ち去ろうとしたのだが、なんだか気になって戻った自販機のくじの表示は、今日もハズレ。そんなもんだよな、俺の人生……とかなんとか言いながら、ゴクンと。いいさいいさ、こんなもんで人生の運つかうこともないしさ。とかなんとか。そんな「春近し」のひとコマ。「見に戻る」が、いじましくもリアルで良いよなあ。
~2023年12月16日 埼玉 夏井いつき 句会ライブ in 上尾~(加根兼光:nhkk協賛サポーター)
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nhkk事務局:
「俳句津々浦々」が、市井の俳句や、身近な場面が詩になっていく俳句の楽しさに触れ合うぺージになればと思っています。
17音で詠んで読む俳句は、気軽に取り組むことができる可能性に満ちた魅力的な教材(文芸)です。学校現場で俳句に取り組まれている先生方からの具体的なご報告もお待ちしています。
■日本俳句教育研究会(nhkk)
「俳句」を教材とした様々な教育の可能性を研究する日本俳句教育研究会は、「俳句」を教材に教育活動を展開しようとする教師や俳句愛好家の情報交換の場になりたいと活動する任意団体です。