タロットカードリーディングする前に行っていること
Youtubeの占い動画などを見ていると、リーディングをする前にクリスタルチューナーなどで浄化を行っている占い師の方をよくみかけますよね。
あれってなんでやってるんでしょうか。
筆者は昔から直感が非常に強く、日常生活の中においても、ふとしたはずみに映像とか音声でメッセージを受け取ることがあるのですが、そういったスピリチュアルな観点から見れば、負のエネルギーの浄化や宇宙とつながる感覚を下ろすなどの儀式的なものなんだろうなぁ〜と思います。
「なんだろうなぁ〜」というのは、筆者は特にそういうことを行っていないからなのですが、リーディング前の「心構え」や「準備」という観点でみれば、たしかに筆者にも大事にしているルーティンがいくつかあることに気づきました。
筆者の場合ルーティンの意味は「カードリーダーのスイッチをONにする」ということに尽きます。特段スピリチュアルめいたことをやってるわけでもなんでもないので、これからリーディングをやってみようと思う方には「あ・こんな程度でもいいんだな」ということもお伝えできるかと思います。
ただ、その上で大事なこともあって、それは一番最後に書きますね。
それでは筆者のルーティン書き出します。
①場を整える
これは要するに部屋の片付けです。自分の至らなさはもちろんありますが、幼児がいる筆者の自宅は散らかし怪獣が常時暴れているようなもので、気がつくと部屋が惨状です。部屋が乱れていると心も乱れます。これは人間だったら誰でもそうですよね。乱れた精神状態でリーディングをやっても乱れフィルターをかけたままカードを読むことになります。そうするとカードがご相談者さまの状況をいくら客観的に出してくれていても、受け取るリーダー側が解釈をミスリードしてしまう可能性があります。リーディング中に乱れた部屋が視界にはいれば集中力も削ぐというもの。そういったミスリーディングを極力避ける目的で部屋(もしくは周辺だけでも)片付け、心が落ち着けられる環境を整えます。
②一杯のお茶を飲んでボーっとする
当たり前のことですが、筆者も至って普通の人間としてこの世界で暮らしています。幼児のママもやっています。普通に暮らしているときはカードリーダーとしてのスイッチは完全にオフになっていますし、時間と生活に追われているので、直感とのつながりもリーディング中に比べたらずっと弱くならざるを得ないと思います。携帯電波でいうとリーディング中はバリ4(表現が古すぎますが許して)で、普段は2くらいの感覚です。(でも逆に捉えると、そんな中でふとした時に降りてきたメッセージには相当強い意味があるんだろうと思います)
そんな日常生活の自分から、カードリーダーとしての自分のスイッチをONにするための時間といいましょうか。ぼーっとしているといっても、本当にぼーっとしているというよりは、意識の集中のために結果的にぼーっとしているような感覚です。瞑想に近いかもしれません。
自分の色々な考えや悩みは一旦横においておいて自分自身は空っぽにするという感じといいましょうか。これから行うリーディングにのみ意識を置くといいましょうか。よく、ライブ前にアーティストが集中のために部屋に一人でこもったりしてますよね。あれにも近いかもしれません。
部屋の片付けのあとに、クロスやカードを準備したあとにこの時間をとるのですが、これをやることで、カードリーダーとしてのスイッチが入り「自分基準」を一回外し「ご相談者さま」に軸をあわせていくような感じがします。
この段階で、その日に気になったアロマキャドルをつけたり(動物がおうちいる方は使用禁止のキャンドルが多いので気を付けてください)、お気に入りのライトをもってきたり、パワーストーンを並べたりするのですが、キャンドルもライトもパワーストーンも自分のコンディションを整えていくために必要なものであるだけだと筆者は思います。
ですので、絶対にないといけないものではないと思います。
クロスは、シャッフルの際にカードが物理的に擦れてしまったりするので、あったほうがいいかなーと思うのですが、それ以外のものは雰囲気作りだったり、自分が心地良いからだったりという、あくまで感覚的なものでしかない気がします。
そのほうが自分が心地よくリーディングできる・集中できる、そんな基準で大丈夫だと思いますよ。
③カードをシャッフルしながら深呼吸を行う
実際にリーディングを始める際には意識をよりリーディングに集中させていくため、無意識的ですが深呼吸しながら混ぜてますね。だんだん集中できてきたかな〜と感じたら、そこからご相談者さまのお悩みに焦点をあわせていく感じで意識を持っていきます。聞きたいことを小声で言いながら(はたから見るとなんかブツブツいってるくらいの感じですw)シャッフルしていき、これはもう感覚でしかありませんが「よし、そろそろいいかな」と思ったらそこでカードをまとめてます。止めてみて、あ・なんかもうちょっとって思ったらまた混ぜてもいいと思います。とにかく、感覚的にしっくり来る感じがきたらシャッフルを終わらせてカードを展開していく流れになります。
シャッフル後、3つの山に分ける人と分けない人といますが、私は分けてから1つにまとめています。
ちなみに、これも人によりますが、シャッフルを取りまとめたときに、縦になっているカードをどっちにたおしてまとめるかも特に決まりはありませんが(諸説あるので)私は左にしてまとめてます。ある有名な占い師さんが左が潜在意識(天)のほうだというのを話していたので、それに習ってます。
最後はちょっと実際のリーディングの内容にも入ってきてしまいましたが、シャッフル中の深呼吸というのも筆者的にはリーディング前という感覚だったので書いておきました。
ということで、リーディングの前に行うこととしては以上です。ちょっとしたルーティンを取り入れて自分のカードリーダースイッチをONにしてるってかんじで、すごくスピっているわけでも、じゃあ何もしないでいきなりカードを展開しているわけでもないってかんじです。クリスタルチューナーを鳴らした日には、うちの散らかし怪獣が興味津々でよってきてしまうことも間違いなしなので、できるだけ静かにできるルーティンに自然となりました(笑)
また、おわかりいただけているとは思いますが念のため。
これは筆者が個人的に行っているルーティンでしかなく、他の占い師さんやカードリーダーの方にはその人なりのルーティンがあると思いますし、要するにリーディングに集中して取り組めるようになればどんな方法でも良いのだと思います。
リーディングで大切なことは
さて、ここまでルーティンによって普段はOFFにしているカードリーダーのスイッチをONにすることを書いてきましたが、さっきから書いているリーダーのスイッチONとは何なのか。そしてそれはなぜ必要なのか、ここが一番大事だと思います。
一番はリーディング中に「自分の価値観を除外する」ためです。
人は普段は自分の価値観を通したフィルターで物事を見ています。
自分だったらこう感じるとか、自分だったらこう思うみたいな枠組みですね。それは生きる上ではとても大切なものだと思います。
「自分とはこういうもの」という自我なので。
ですが、リーディングではその自我はいらないと思うんです。
リーディングを行っている時に主に使っているのは、筆者の場合、頭ではなく感性のほうが強いと思います。難しいのですが、なるべく頭で理解せずに「なんかこんな感じがする・印象がする」っていうっていうのを優先させるというか。
頭で考えると物事をジャッジしそうになります。でもその判断はカードリーダーではなくてご相談者さまが行うことだと思うのですね。
あるいはカードの意味だけでリーディング結果を強引につなげてしまって、リーディングのためのリーディングになってしまうことも考えられます。
そうなるとリーディングのミスリードにつながってしまう気がするのと、ご相談者さまに寄り添ったリーディングではなくなってしまうと思うからです。
頭を使うのはカードを覚えたり、リーディング知識を学んだりする時だけでよくて、リーディングではその知識をベースとして自分の感性のほうを優先させて、(表現が難しいのですが)そのカードを見た時にどんなかんじがするかっていうほうが大事な意味があると筆者は思います。これは講座で習った際にカードリーダーさんが大事にしていたことで、筆者も本当感銘を受けてそのまま受け継いでいます。
その感性を活かしたリーディング結果に、リーダーさんそれぞれのセンス、つまり個性が光るところだと思うからです。全く同じリーディング結果を見ても、カードリーダーさんによって受け止め方は違いますし、カードの解釈の仕方も変わってくると思います。そこがタロットの面白いところだと筆者は感じます。
その自分の感性で受け取ったリーディング結果をご相談者さまが一つでも前に進む手がかりになったらいいなと願いつつ、リーディングしています。
さて、そんなわけでここまで書いてきましたが、最後のちょっと宣伝させてください!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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