♯7days_読み聞かせ
今朝、母が紅茶をだしてくれた。
このとき、紅茶のつまみにと
ぼくが絵本の読み聞かせを
するながれになった。
えらんだ本は
『あおくん と きいろちゃん』
レオ・レオーニの名作である。
読み終えて、絵本の抽象的な世界観についての感想やら何やらを話していたとき、母から読み聞かせの指南が入った。
たしかにおっしゃる通りである。
自分の読み聞かせのヘタさに気がついた。
その圧倒的な差に
ぼくは言葉につまり
紅茶を飲んだ。
「うまいなぁ、」
母に向けて心の内から
言葉がしぼりでた。
ぼくは自分の素直さに一瞬驚いたが
すぐに、その訳がわかった。
ぼくは
母の読み聞かせが
あまりにも上手で
くやしくなって
言葉につまって
紅茶を飲んだのだ。
このときにでた「うまいなぁ、」
ぼくの素直な感想は
紅茶に言わされたものだった。
ある日の家族のtea time