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えんたのエッセイ

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デザインに紐付く忘れたくない思い出を綴ります
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#日常

「つまらない」という価値

「つまらない」という価値

父は読書が苦手である。

活字を追うのは、
まどろっこしいらしい。
疲れるらしい。そしてつまらないらしい。

これはあくまで本の中身ではなく
体験として。

そんな父だが、
ときどき本を読むことがある。

この瞬間、僕の興味は
どんなものよりも父に向くのだが、

本を読んだかとおもうと、
すぐにテーブルに置き
眠りにつくことが大半である。

距離にして、おそらく2.3行。

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