#IGDAYTOKYO2019 に行ってきたよ【レポ】
先日渋谷で行われた「Instagram Day Tokyo 2019」に参加してきました。
Twitter上で「#IGDAYTOKYO2019」って検索したら、わかりやすいまとめがいっぱい出てくると思うので今更な説明はそこそこに、所感を交えてイベントを振り返ってみようと思います。
❚ 「いいね」数表示が消えた理由
Instagram社は「いいね」の数ではなくコンテンツを作ることに集中して欲しいという理由で「いいね」数を非表示にしたそうです。
Instagramでは様々なツールを開発していますが、いいね数に囚われてしまうのではなく、そのツールを自己表現のために使って欲しいという思いからなる非表示機能だったのです。
確かに、私自身もいつの間にかインスタ映えを気にしてしまって本質的なユーザー同士のコミュニケーションを取れなくなっていましたね…。
❚ 発見タブへの広告表示を発表
・利用者の関心に合わせてパーソナライズ
・ひとつとして世界に同じ発見タブはない
・文脈を汲み取りレコメンド
・発見タブ広告で潜在的なユーザーにリーチ
ホームタブと違って発見タブは、自分がフォローしているアカウントのコンテンツではなく「何かないかな?」と発見するために使われているということです。
若年層が情報収集する方法が”ググる”から”タグる"へ変化している背景も要因のひとつ。
若年層がInstagramを見てなんらかの行動を取る割合は85%!
(これは個人的な感想ですが、おそらく今のスマホ世代の若年層って情報収集するときに”適切なキーワード”で検索するのが苦手で、クリエイティブだとすぐ発見できるし、欲しい情報に最短でたどり着くことができるからなのかなーと思ったりしました。)
❚ 新しいショッピング機能のローンチ
80%のユーザーは何かを買いたいと思う時にInstagramを開くそうです。
そこで、買い物がInstagram上ですべて完結したら…?と考えたInstagram社はadidas×Donald GloverとのコラボシューズのローンチをInstagram上で実施しました。
このテストでは、
・発売日をストーリーズ上でローンチ。
そのストーリーズにリマインダーを設定できるステッカーを貼る。
・発売時刻の5分前に通知がいき、発売開始からわずか3分で完売!
と大成功を収めました。
他にも、ARを活用してコスメやアパレルの試着がInstagram上で試せる機能を開発中だとか!!
アメリカ以外で初めて日本にプロダクトチームを結成。
Instagramの細部まで心を行き渡らせるコアが日本の文化とマッチしているからというのも嬉しい理由ですね!
これらのすべてをInstagramで行っているのは「大切な人や大好きなこととあなたを近づける」という信念に基づいているそうです。
個人的にはこの機能が実装されるのがすごく楽しみです…!
オルビスのアプリでパーソナルカラー診断ができたりするので、コスメのタッチアップがInstagram上で出来たら家にいながらメイクの研究もできそうですね♪
❚ フィードとストーリーズの違い
Instagramストーリーズが開始してからめっきりフィード投稿する機会が減りました。みなさんもそんなことありませんか?
とはいえ、企業アカウントを運用するうえでフィード投稿は必要不可欠なもの。
今一度フィードとストーリーズのメリットをチェックして、上手に使い分けましょう!
◆フィード
・情報収集に向いている
・適切なキーワードを検索するよりクリエイティブで発見できる(先述した若者のググり離れに関係する?)
・アカウントの世界観づくり・ブランディングに役立つ(個人的感想)
→ストーリーズは便利だけど、やっぱり企業アカウントならばある程度フィードで「うちのブランド(商品・サービス)はこういう雰囲気なんですよ」というのを固めておいた方がベター。アカウントページに飛んだときに、どういうアカウントなのかがファーストビューでわかるようにクリエイティブやコンテンツを工夫すると良い。
◆ストーリーズ
・手軽に誰でも使えるのでカジュアルに投稿し、ユーザーもカジュアルに受け取れる。
・アカウントをより身近に感じることができる。
・アンケートや質問など簡単に参加できるスタンプ機能があるので、ユーザーとコミュニケーションも気軽に取れる。
ちなみに、2018年もっとも使われたストーリーズのスタンプは『質問スタンプ』だそうです。
確かにタレントやアパレル業界など、ユーザーからの質問に積極的に答えているアカウントが多いイメージがあります。
それに公式アカウントから返事がもらえると嬉しいですよね( ˘ω˘ )
❚ アルゴリズムを高めるには?
Instagramを運用するにあたって大切なのはエンゲージメント。
ではそのエンゲージメントを高めるために意識したいアルゴリズムについて、Instagram社は以下のように発表していました。
500以上のシグナルがアルゴリズムに組み込まれており、『関心度の高さ』×『アカウントの繋がりの高さ』の掛け合わせが大切になってくる。
フィード投稿では、
・定期的に投稿し安定したシグナルを貯めることが大切。
・もらったコメントに反応するとエンゲージメントのスコアが貯まる。
ストーリーズにおいては、
・期間限定のもの
・撮影の裏舞台など他で見ることのできない貴重な情報
・UGCの活用 などが大切になってくるようです。
ライブ配信はインタラクティブのシグナルを貯めることができるそうです!
❚ まとめ
まだまだ可能性を秘めたSNS。
特にInstagramは若年層への人気が高いので、様々な業界で活用できる媒体なのではないでしょうか?
Instagramに限らずですが、SNS運用において大切になってくるポイントは『ユーザーの行動心理に寄り添うこと』だと思います。
なので、常にユーザーはどんな情報を欲しているのかアンテナを張り巡らせることが大切と言えますね!