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イヤーワーム現象

学生の頃、好きな曲を何度も何度も聞いて、定期テストの時に「集中したいのに聴きまくった曲が頭から離れない!」っていう現象に陥ったことが度々ありました。だからテスト前には「曲を思い出さないようにする」という変なところで努力していたのですが、どうやらこれには名前があるようで、イヤーワーム現象(耳の虫)というそうです。

ちょうど一年ほど前に、「チコちゃんに叱られる」という番組で、東京学芸大学の関口貴裕教授が説明されていました。確か、脳内で繰り返される音楽について解説されて、ループ構造を持った曲でイヤーワーム現象は起きることが多く、「脳が『メロディのループ』から抜け出せなくなってしまう」という仮説を紹介されていたように記憶しています。科研費でも研究されていますので、ご興味があれば(私の思い違いなら教えてください)。

英語の授業で、チャンツって使われますよね。私は近年よく使っているのですが、チャンツって特異なリズムで何度も出てくるので、表現やプロソディーの学習以外にも、「脳内に音を残す」というところにも効果があるのですかね?
私は、チャンツの指導は英語で言えるようになることはもちろんなのですが、日本語でも言えるように指導していて、決められた秒数内でABCの3段階評価が得られるようになっています。授業の中では、言葉の置き換えや教科書本文と関連した置き換えなどもできるように指導します。

チャンツは何回でも個人練習ができるので、去年1年間に行ったチャンツも、生徒は何度も何度も練習したこともあり、今も曲を流せば言えるのではないんでしょうか?音楽を流してスラスラ〜っと英語が出てくるからといって、これが英語の力と言われれば疑問しか残らないのですが、イヤーワーム現象の利点を用いた英語学習方法の一つとして捉えてみようと思います。

さて、Noteも作成して使い方の練習を兼ねて色々と書き綴ってみましたが、お盆休みも今日で終わり。たまの更新になると思いますが、いろんな方と繋がっていきたいという思いが強いので、少しずつ頑張ります。人と繋がり、人から学ぶことって、本当に大きいですよね。
これからもよろしくお願いします!!