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37_ゲストスピーカーとのセッション 【山の日本語学校物語】
前回(第36回)では、ゲストスピーカーとのセッションに向けて行った「聞くためのインプット活動」について書きました。通常、「聞く」というスキルは、受動的な活動になりがちです。しかし、ゲストスピーカーについて自ら調べ、どんな人かを探っていくうちに、徐々にゲストスピーカーへの関心が高まっていきました。結果として、「聞く」という活動であっても、能動的な関わり方に変化していったように思います。
今回は、このインプット活動を踏まえた「ゲストスピーカーとのセッション」当日の様子を書きたいと思います。
「山の日本語学校物語」では、PBL(Project-Based Learning:プロジェクト型学習)を通して、ITエンジニアがどのように言語を学び、専門性を身につけていったのか。また、語学を専門とする日本語学校が、どのような組織として、専門領域や地域社会と結びついていったのか。さらには、そこでの教師の役割などを当時の記録をもとに探究しています。
これまでのプロジェクトについては、以下のマガジンで連載しています。
ではでは、第37回のスタートです。
当日の様子
ゲストスピーカーとのセッションは、2月3日(土)に行われました。ゲストであるKさんは、ITエンジニアであり、会社のCEOでもあったため、非常に多忙な方でした。平日に来校していただくのが難しかったため、授業日以外の土曜日に来ていただきました。そのため、学生1名がどうしても都合がつかず、欠席になってしまいました。
この日は、前日に大雪が降り、移動が心配でしたが、運営会社役員の協力もあり、無事来校していただくことができました。当日は、Kさんだけでなく、Kさんの経営する社員の方や、Kさんや「山の日本語学校」に関心を持った他のエンジニアの方も来校しました。運営会社の社員も含めると、学生以外に8名の参加がありました。
共感していただけてうれしいです。未来の言語教育のために、何ができるかを考え、行動していきたいと思います。ありがとうございます!