35_未来予想図のイメージ制作 【山の日本語学校物語】
前回、第34回「ファシリテーション体験活動」では、「聞きたいことを聞き出すにはどのように活動をデザインすればよいのか」を考えるため、学生自身に授業を計画してもらい、ファシリテーターとして活動を運営してもらいました。
自分たちが主体的に活動に関わることによって、教室の役割を問い直すような非常に学びの多い活動になりました。
今回は、この「ファシリテーション体験活動」と並行して行われた2ndプロジェクトの本活動について書きたいと思います。
「山の日本語学校物語」では、PBL(Project-Based Learning:プロジェクト型学習)を通して、ITエンジニアがどのように言語を学び、専門性を身につけていったのか。また、語学を専門とする日本語学校が、どのような組織として、専門領域や地域社会と結びついていったのか。さらには、そこでの教師の役割などを当時の記録をもとに探究しています。
これまでのプロジェクトについては、以下のマガジンで連載しています。
ではでは、第35回のスタートです。
活動の概要
この活動は、2ndプロジェクトのコンセプトである「私たちの未来予想図」のたたき台となるアイデアを外化することが目的でした。活動期間としては、第1ステージの2018年1月16日〜1月30日の約2週間が当てられました。第30回「活動スケジュール」に記した全体像を使って説明すると、赤い丸「未来予想図のイメージ作成」の部分に当たります。
ひとまず、自分がどんなことを考えているのか、アイデアをアウトプットして見える化することを目指しました。いきなり言語化するのは難しいので、まずはイメージづくりから入り、未来予想図ポスターを作ることにしました。
大まかな手順は以下の通りです。
共感していただけてうれしいです。未来の言語教育のために、何ができるかを考え、行動していきたいと思います。ありがとうございます!