【27】小学校に入学して、成長する息子は自閉症だという印象がどんどん薄らいでいる⁉
周囲の人との出会いや経験を重ねて、息子の社会性や人間性が広がっていく
小学校に入学してから、できることがいろいろと増えて、どんどん成長をみせてくれる息子。お世話になった担任の先生を始め、親戚、お友達やそのご家族…私たち家族だけではなく、息子の社会性や人間性の拡がりはたくさんの人たちとの出会いのおかげだったと思う。
前回は、3年生の担任の先生に『息子が自閉症だと診断されたことがある』と伝えた場面で、『そうではないと思います』と想像もしていなかった言葉をもらえたときの出来事を書きました。
今回は、4年生のときのケンカと6年生を思い出して書いてみました。
小学校4年生からの思い出では、息子はごく普通の子供に感じられた。
息子の自閉症は治ったのではないか、と感じられるくらい普通の子供と変わらない印象になっていた。小学4年生になった息子が、感情を表わすことばや自分の考えを言えるようになったことからそんなふうに感じられた。
そして、それが一番実感できた瞬間の思い出は、息子とはじめてケンカできたことだったかもしれない。
ある日の息子が口に出したことばから、ちょっとした親子ケンカみたいなことをした日があった。
息子「ママはいつもうるさい…!」
といったような、親子の間ではありがちな内容だったんですけど。笑
私は親子ケンカすることが夢だった。
親子ケンカはお互いの感情の主張ができて、初めて成立することだと考えていたから……。
だから、ケンカしながらも私は嬉しかったことを覚えている。
変だと思う人もいるかもしれないけれど、感情のぶつけ合いができたことが嬉しかった思い出です。
小学校6年生のときの文章は、幼さが残っているかもしれないけれどしっかり書けてる!
小学校6年生の時に息子が書いた文章が出てきた。
改めて今見直してみると、文章は同学年の子達に比べると、幼い文章かもしれないけれど、しっかり書けていたことが改めて確認できた。
低学年のときにお世話になってきた先生方も驚いてくれたのを思い出す。それくらい、小学校に入学してからの息子からは想像もできないくらいの変身ぶりだったのだと思う。
理科のテストも出てきたのでみてみると……点数は74点!!
思っていたより点数が取れていた息子に、親ながら改めて驚いた。
おそらく成績は、中の下くらいで頑張っていたんじゃないかと思う。
こういった昔のモノをみて、学校の先生方は、息子が無事に中学校にそのまま進学できると判断してくれたのだろうと思う。
小学校に入学する前は、息子と一緒にできることを一生懸命に準備して普通学級に進学できた。そして、心配しながらも無事に進級を重ねていくことができて、6年生まで迎えることができました。
表現力は幼いものだったかもしれませんが、息子は自閉症という印象をどんどん薄らげていきながら成長してくれていったと思える。
大変ながらも思い出深い小学生時代。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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