【メモ】12章 PyTorchのインストール
はじめに
シリーズ「Python機械学習プログラミング」の紹介
本シリーズは書籍「Python機械学習プログラミング PyTorch & scikit-learn編」(初版第1刷)に関する記事を取り扱います。
この書籍のよいところは、Pythonのコードを動かしたり、アルゴリズムの説明を読み、ときに数式を確認して、包括的に機械学習を学ぶことができることです。
Pythonで機械学習を学びたい方におすすめです!
この記事では、この書籍のことを「テキスト」と呼びます。
記事の内容
「第12章 ニューラルネットワークの訓練をPyTorchで並列化する」より、いよいよ PyTorch を動かします。
テキストでは「12.2.1 PyTorchのインストール」の項で PyTorch のインストールを行います。
この記事には、PyTorch のインストール方法のメモを残しております。
インストール方法を探った際に参考にした codexa さんのサイトを紹介いたします。
ありがとうございました。
PyTorchのインストール方法
PyTorch の公式サイトで簡単インストールコマンドを取得しましょう。
PyTorch公式サイトを訪れる
PyTorchインストール環境を指定する
「START LOCALLY」の下の方に進むと、表が見つかります。
PyTorch をインストールするコンピュータ、OSなどの該当する箇所をクリックして指定します。
表の該当箇所をクリックすると、オレンジ色になります。
ブラウザの翻訳機能を利用して、日本語で表示してみました。
PyTorchインストールコマンドを取得する
選択内容に沿って、表最下部の「Run this Command:」欄にインストールコマンドが表示されます。
このインストールコマンドをコピーして、コマンドを実行することにより、PyTorch をインストールできます。
上記のコマンド(例)では、conda コマンドで CUDA11.6(GPU)での使用を前提にして、以下のモジュールをインストールする内容になっています。
pytorch
torchvision : テキストでは「12.3.5節」でインストールするモジュールです。
torchaudio
PyTorchをインストールする
インストール中の画面ショットを残すのを忘れました。。。
途中で「Proceed ([y]/n)? 」と聞かれました。
PyTorchが正しくインストールされたことを確認する
PyTorch 公式サイトの下の方に「VERIFICATION」(検証)の項があります。
この箇所にインストール検証コマンドが記載されています。
Python の動作環境(Jupyter Notebookなど)で「then enter the following code:」のインストール検証コマンドを実行します。コピー可能です。
実行結果、「The output should be something similar to:」に記載の tensor 配列の内容と同じ出力がされていれば、正しくインストールされたこととなります。
まとめ
今回は、PyTorch のインストールコマンドを簡単に取得できる方法のメモを書きました。
何事も無く PyTorch が動いてくれて嬉しかったです。
エラーが発生しない穏やかなひとときを噛み締めました。
# 今日の一句
print('PyTorch ver. 1.13.1')
楽しくPython機械学習プログラミングを学びましょう!
おまけ数式
noteでは数式記法を利用できます。
今回はニューラルネットワークの活性化関数として用いられる双曲線正接関数の式を紹介します。
$${z}$$は総入力です。
$$
\sigma_{\mathrm{tanh}}(z) = 2 \times
\sigma_{\mathrm{logistic}}(2z)-1
=\cfrac{e^z-e^{-z}}{e^z+e^{-z}}
$$
おわりに
AI・機械学習の学習でおすすめの書籍を紹介いたします。
「日本統計学会公式認定 統計検定2級 公式問題集[CBT対応版]」
データサイエンスの基礎を補強する上で、確率・統計の知識は欠かせないものになっています。
統計分野の資格の代表格が「統計検定」。
そして、統計検定2級の公式問題集がCBT対応になって新発売です!
CBT方式とは、コンピュータを利用して実施する試験方式です。
これまでの公式問題集は紙ベースのPBT方式試験時代の問題を掲載していました。紙の時代の問題はとても味わい深いのですが、CBT方式の問題と整合していないこともあり、CBT試験の訓練としてはいまひとつ、手応えを感じにくい面がありました。
試験対策がしやすくなった今が、統計検定2級にチャレンジするいいタイミングではないでしょうか。
いずれは、このnoteで統計検定2級のCBT試験解読の記事を書いてみたいです(時間がほしいです)。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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