れすゼミ7時間目_A!広告費
こんにちは!れすゼミ7時間目です。
前回の授業では、人件費についてお話しました。
人件費はいろいろな制約がある中でシフトを作り込んで、適正配置をコントロールすることが大切であるということ、人件費のコントロールには人間関係をしっかりと構築して、店舗のやりたいこと、やるべきことを明確にしてマネジメントすることが重要であるとお伝えしました。
前回のテーマ、人件費について不安な方は、下記のリンクで復習しましょう。
それではれすゼミ7時間目、テーマはA!広告費についてです。
今回も講師の安部さんに教えてもらい学んでいきましょう!
ぜひ、動画や資料も一緒に合わせてご覧ください。
広告費ってなんですか?
皆さんは「広告費ってなんですか?」と言われた時、何て答えますか?
ここでは、売上を上げるために使う費用と定義します。
売上を上げる要素として、新規顧客の獲得、リピート顧客の獲得、客単価UPの3つに分けることができます。
先に結論を申し上げると、今回の授業で一番お伝えしたい事は、広告費をかける前に、「誰に何を提供するのか」を決める事が大切、という事です。
何をしたらいいの?ということが決まっていないと、広告費をかけても伝えるものがないという状況が起きてしまうためです。
マーケティングの定義(れすゼミ版)!
マーケティングとはとても広い概念です。
私の中でマーケティングの定義を示すと、「三つの円を重なる活動を大きくする」という事です。
つまり、顧客のニーズを捉え、お店側の「夢」・「やりたいこと」を表現し、あらゆる制約の中で組織的に行う社会活動であると、私は考えています。
グルメサイトの存在意義
お客さんを呼ぶためには、それぞれのメディアをうまく組み合わせながら集客に繋げることが大切です。
これまではペイドメディアであるグルメサイトへの広告掲載が定番でした。
しかし、近年ではグルメサイトの存在意義が薄れてきていると指摘されています。
この問題について記事を1つご紹介します。ぜひ、目を通してみてください。
結論として、時代の変化を読みながら、エリアや業態ごとに最適な集客方法を模索することが大切であると、この記事の中では語られています。
ペイドメディア一辺倒の時代は終焉を迎えてますね。
集客は必要??
先程の記事の話を踏まえて、改めて集客は必要なのか考えてみましょう。
集客とはお店にお客さんを集めること、いわゆる売り込みです。
たくさん売り込みをして売上をあげるという事は、マネージャーや店長さんがいつも考えている事だと思います。
余談ですが、経済学者のドラッガーは「マーケティングの究極の目標はセリング(売り込み)を不要にすることだ」と言っていました。
これを飲食店に置き換えると、売り込みしなくても勝手に売れるのが理想という事になります。
つまり、広告費を使わなくても売れる仕組みを作るのが最終的なゴールになります。
とはいえ、売り込みをしないと、お客さんはなかなか来店してくれません。
では、何を売り込むのか?
売り込みというのは結局、何を自慢するのかという事になります。
お客様に何を自慢するか
顧客獲得の流れについて、最初に認知してもらうという点があります。
その先にリピート顧客になってもらったお客さんが発信してくれることで、また次のお客さんが来店する。
このような循環を回す事が、飲食店にとってやりたい事、やらなければいけない事である思います。
大切なのは、お店で何か自慢するものがないと、広告費を使ってもお客さんは認知も発信もしてくれない、という点です。
認知の前にやるべきことがある、という事です。
認知させるには誰に?何を?どのように?何名ぐらいに?、、を考える必要があります。
飲食店がよく苦手としているのが、リサーチや調査です。
だから、誰に?何を?という点がすごく重要になります。
マーケティング手法もマクロ分析/ミクロ分析からSTP、4Pというように、進化を続けています。
マーケティングの神様と言われる、フィリップ・コトラー氏が書いた『コトラーのマーケティング4.0』という有名な本があるので、みなさんもぜひ読んでみてください!
広告費は媒体だけではない
では、誰に何を提供するのか?を決めて、あとは各媒体で発信するだけかと言えば、それも違います。
広告費は媒体、SNSだけではなく、食材や人件費、家賃、システムなど、今ある店舗のリソースでさまざまな広告的施策が可能です。
これらの活動をすることで、話題の提供やお客さんとの関係性を構築することができ、SNSの特性を生かしたプロモーションが、より効果的になります。
まとめ
広告費って何ですか?と言えば、まとめると売上アップの施策に使う費用です。
理想は広告費がゼロ。
勝手に口コミで広まって、お客さんが来るお店があったら良いよね、という所です。
しかし、理想を掲げて待っているだけでは、実現するのは難しいため、最初に誰に何を自慢するのかを決めるのが重要な点となってきます。
その上で注意しなければいけない点として、媒体やSNSにお金を掛ける前にやるべき事がある、という話です。
店舗のリソースで何ができるのかという所をまず実践してみて、その中でできたものを、どのメディアで宣伝すれば良いのかという所につながっていくと良いと思います。
日々、マーケティング手法も進化していますが、その裏側にあるのがテクノロジーの進化です。
テクノロジーの進化によりお客さんの行動はどんどん変わってきています。
飲食店も考え方のマインドを変えて、新しいものを取り入れながら売上をあげて利益を出すという事を考えていくのが大切です!
次回は引き続き、広告費に関して、各メディアの特性について学んでいきます!
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