私の原体験の旅での収穫〜カナダ・トロント
私の初めての一人旅は、カナダトロントの語学研修1ヶ月でした。
初めて一人で国際線に乗ってワクワクが止まりませんでした。
その後いろいろな国に行きましたが、今でも鮮明に覚えているのは、海外に長期で滞在したのが初めてで、何もかもが新鮮に思えたからだと思います。
①国際交流の楽しさを体験
語学学校で、世界各国から来た留学生に出会うことができ、いろいろな国の人と話して、国際交流ってすごく楽しいんだということを学びました!
英語での他愛もない日常のコミュニケーションが本当に楽しかった!
英語を話せたら世界が広がるという実感を得られました。
同じ目的を持って、たまたま海外の同じ場所に居合わせた日本人とも悩みを共有したり、一緒にケベック、ニューヨークに旅行したり、一ヶ月だけどたくさん思い出ができました。
今一ヶ月海外に行ったとしてもあの語学研修ほどの刺激は得られないと思います。
②海外で一ヶ月生活できたことが自信につながった
今は変わっているかもしれませんが、私が語学研修に行った、10年以上前は、ホストファミリーの家でも、語学学校でも、お手洗いでトイレットペーパーを流せませんでした。
初日にホストマザーに部屋を案内された時に、トイレットペーパーを流さないでと言われたのだと思いますが、最初意味が分かっておらず、ペーパーを流そうとしても流れず、怒られた記憶があります。
クラブ帰りで遅くなった時、真っ暗で家の外観が全て同じに見える住宅街の中を、一人で歩いて帰宅しました。自分の中では、冒険でした。
今まで経験したことがないことを経験し、自分がたくましくなるように感じ、海外で一ヶ月生活できたことが自信につながりました。
③現実の厳しさと人の温かさを感じた
ホストマザーがギリシャ人で、週末は家族の家に招待してもらい、人生で初めてGreek BBQをいただきました!
ホストファミリーの家では、毎晩映画を観るのが日課で、(全く理解できなかったのですが、、)毎日一緒に映画を観ていました。そんなに会話ができたわけではないですが、ちょっとずつ自分が言える言葉が増えていって、意思疎通できるのがすごく嬉しかったのを覚えています。一ヶ月でも着実に英語力が上がったことを感じられました。
一方で、毎日英語を勉強しているのに、図書館で会ったおじいさんには「あなたの英語は理解できない」と言われ、悔しい思いをしました。
現実の厳しさを知ったからこそ、ホストファミリーの温かさをより感じられたのだと思います。1ヶ月経ち、居心地が良いルーティーンとなった日々を手放さなければならない日、号泣しました。トロントは本当に住みやすい街でした。空港までのタクシーの中で、運転手さんに、トロントでの生活が本当に楽しかった。日本に帰りたくないと泣きながら話していました。
トロントでの語学研修の経験がなければ、その後、海外に興味を持つことはなかっただろうと思います。
一歩踏み出すことで、世界が広がっていると感じることができ、自分の可能性も広げられた貴重な経験でした。