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これ以上私に何が出来ようか


今回は、今の私の「現実的な日常」に付いてお伝えしています。

私達家族も、所謂"修羅場"と言われる愛憎劇というものは、一言では語り尽くせないほど過去に色々散々ございましたが、

私は自分が例えどの様な環境に追いやられた時でも、「高齢になった両親に対して、娘として出来得る事にベストを尽くそう」という覚悟は、実は若い頃から自分の中に常にありました。

ちなみに、今回介護施設のスタッフの方々から色々なお話しを伺いましたが、私が想像するに、

彼らは契約時に「激しく憎しみ合う家族の修羅場」「肉親同士の骨肉の争い」「施設に預けっぱなしの家族の介護放棄」というものを、現場で嫌というほど実際に観て来られている方達なのだろうなという事を感じました、

逆から言えば、私達家族の様なケースは稀であると彼らは感じられた様で「多くの憎しみ合うご家族を沢山拝見する中、何か感動しますね」と、昨日スタッフの方がお帰りになる時にしみじみ仰られていたのが、とても印象的でした。

プロの舞台人であるなら、師匠や教師から「出(登場)と入り(退場)の大事さ」というものを徹底的に教えられますが、私は「人間の人生」というものも同じだなと思っています。

誰もがいつかは"この世"という舞台から退場する時が来る訳ですが、

私はその時に「後味の悪い悔いの残る思い」を味わいたくないですし、その為に「愛の無い行為は自分の為にもしたくない」と思って生きている一人です。


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