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私の恋愛観 (3)
今回は、私が自分の人生に於いて「恋」というものにあまり重きを置かない理由が述べられています。
「恋愛」は人生というものに華やかな彩りを添え、非常にエネルギッシュなパワーに満ちた「生きる喜び」を私達に与えてくれるものであり、
又、私達の感情を非常に瑞々しくさせ、感性を豊かにしてくれるものの一つでありますが、
「恋」と「愛」というものには根本的に大きな違いがある様に私は思います。
美輪明宏さんの有名な名言にも「恋は自分本位なもの。愛は相手本位なもの」というのがございますが、正に言い得て妙だと思います。
私達は「恋」というものを通して「愛」を学んで行くのだろうなという事を、私も自分の人生経験から思います。
「恋」というものには、どうしても「相手を自分だけのものにしたい」「自分だけを思っていて欲しい」という独占欲や、「自分の幸せを相手に依存する」といった様な事が付きものですし、
それが「恋」の素直で自然な姿なのだとも思います。
そしてそうした「恋」というものを、人生で経験した人達の方が感受性が豊かになりますし、人間というものへの理解の幅も広がる分、人間としての魅力を増すのだとも私は思っています。
でも同時にそうした「恋」というものは、自分本位になる分に比例して、非常に苦しい感情も味わわねばならない事が、必ずセットになっているものなので、
私は出来れば「恋」はしたくありません。(笑)
何故なら「恋をした」事により、今まで独りでいても感じなかった「寂しさや悲しみを味わう」という様な事が出て来て、人を弱くさせるものでもあるからです。
私はそうした「人を弱くさせる恋」よりも、「人を自由にパワフルにさせてくれる愛」の方が、やっぱり好きなのです。