私の恋愛観
今回は、今の私が持っている恋愛観に付いて触れています。
様々な形の男女の愛から生まれるパワフルなエネルギーというものは、古今東西この世の中に様々な芸術作品を生み出して来ました。
芸術とは単に美しいものだけを創造するだけではなく、「汚いものを美しいものに変えてしまう」という錬金術師の様な役割を果たします。
多種多様な芸術作品を生み出す恋愛というものは、私達に"真実の愛"を垣間見せてくれるものであり、それはとても美しく、又生きる喜びを与えてくれるものである一方、
非常に苦しい思いも味わうという経験をさせてくれるものでもあります。
何故なら恋というものは愛とは違い、非常に「自分本位なもの」である分、相手への独占欲から来る嫉妬や不安、そして失う恐怖というものが付きものだからです。
人を愛するという事は素晴らしい事であるはずなのに、何故多くの方達がこの様な感情を経験するのかというと、
それは私達がしばしば「恋と愛とを混同してしまうもの」だからです。
本物の愛とは、愛する者同士がお互いの自由意思で「相手を愛するという選択をする事」なのだと私は思います。
ですのでそこには相手への義務というものはなく、自然に自発的に「相手を悲しませる事はしたくない」という思いも、又同時に育まれて来るものであると私は思っています。
故に、本物の愛が存在する時は「相手を信頼し、相手に自由を与える」という形を取れる様になるというのが、今の私が持っている恋愛観でしょうか。