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終わったと思った。



結婚したんだ、、、本気で好きだと言い続ける私を傷つけないように自分も愛してると言ってくれていたんだ。愛してると言い続け、結婚に勘づかれないよう、安心させようともしていたんだ、、、と一瞬で解釈した。



私を愛してると言いながらも彼女と暮らし続ける理由も、仕事が急に増えた理由も、GPSを持たされるほど彼女の拘束に従っている理由も彼女への本当の愛だったのかと納得できた。



私はすぐに【結婚したんですね。責めるつもりはありません。今後いっさい連絡はして来ないでください。連絡をしないでくれればそれで良いです】というような拒絶のメールを返した。



別れを切り出せなかった中野くんがそのメールを読んで楽になるかもしれないと思う一方で、懲りない私は、またいつものようにこっそり電話をかけてきてほしいという思いもあり、着信拒否はしないでいた。


「また会うのやめるとか言わないでね」と中野くんは言ってきた。電話の向こうの悲しそうな表情が想像できた。「次に会う時は話し合いが必要だね」私がそう言うと「いいよ」と中野くんは言ったけど、結局話し合いどころではなくたぶんセックスをしてしまう。お互いに身体の奥の深い深いところで「愛してる」という気持ちを伝えあい、話し合いの時間など無く帰りの時間になってしまうって事を中野くんもわかっいて、心の中で「しないけどね」って笑っていたと思う。



中野くんへの想いが断ち切れないので、このまま関係は続けたい。



だけどもう、メールがバレるというこのパターンは終わりにしたい。




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