不安が湧いてくる
私は日頃の記事で、囚われをなくせば不安はなくなると書いているが、囚われをなくしても不安は湧いてくる。しかし、不安を感じる時間は短い。一瞬とも言える。
朝起きて、エゴのない意欲のままになにか取り組んでいる時は不安はない。しかし、ふとした瞬間に不安を感じる。何かに取り組もうとした時、取り組んでいることが思うように進まなくなった時、食べ終わって一息ついている時、シャワーを浴びている時、人と話した後、寝る前などである。不安は突然湧いてくる。
これらの不安は過去を思い出した時か、将来のことを考えた時である。このまま取り組んでいても、良くないのではないかと不安を感じる。また、比較した時も不安に感じる。この形が良いと思っていて、不安を感じる。
不安を感じた時、囚われがない場合は、過去のことを思い出したな、将来のことを思い出したなと、自分のことを人事のように捉える。事象を事実のままに認識する。そして、また元の通り不安のない生活に戻っていく。
不安を感じた時、囚われがある場合は、いつまでもその思考にとどまる。その思考に支配される。衝動的になにかしたくなる。例えば買い物に行きたくなる。好きなものを食べたくなる。どこか行きたくなる。やる気がなくなることもある。もうねっ転がって、手元にあるスマホをみることしかできない。疲れている。
囚われがない人でも不安を感じる。いつも意欲的で何事も楽しそうな人も不安を感じる。しかし、不安を感じる時間は短く、元の生活に戻る。