エゴー囚われをなくすとはどういうことか
エゴ(自意識)、囚われをなくためにどうすればいいかを体感できる例を紹介する。
写真を見ながら絵を描く
ここに一枚の椅子の絵がある。この絵をボールペンなど一色のペンで描いてみてほしい。
私の場合は、このような絵になった。
試された方は同じような結果になったのではないか。
ネガスペースを追う
次に同じ写真のネガスペースを追うことをやっていく。ネガスペースとは、モノとモノの境界線で作られた形のことだ。例えば、こちらに円と四角が組み合わさった絵がある。
ここでのネガスペースは、次のように黒く塗りつぶした扇形の形のことである。円と四角の境界線からなるスペースのことである。
それでは、さきほどの写真を逆さまにした。こちらの写真でネガスペースを追ってみてほしい。
具体的に言えば、空間の大きさを書いていく。空間と空間の関係を意識しながら書いていく。赤の点線のようなところは、このように描ける。
完成したら、逆さまにしてみてほしい。先程の椅子よりも立体的だな、絵心があるなという絵になったのではないだろうか?私の場合はこのようになった。書いているとき、これは椅子、これは影と考えなかった。ただ認識できる形を追っていった。
エゴ、囚われをなくすとは
エゴや囚われをなくすためには、ああしてやろう、こうしてやろうといった気持ちをなくすことである。これまでの習慣に執着することなく、何か予想してこうすればうまくいくだろうと思うことを手放すことである。過去や未来への執着をなくすことである。とは言っても、具体的にどんなことか分からないと思う。
そこで、絵で囚われをない状態を紹介した。囚われをなくすということは、物事をありのままに認識することである。客観視することである。俯瞰することである。エゴ、囚われをなくすと、物事を勝手な解釈をせず、そこに良い、悪いなどの意味づけも存在しない。
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