満たされている人 具体例集
満たされている人の物事の捉え方、考え方、行動パターンについて語っていこうと思う。
満たされている人は自然と目が覚める。通学、通勤するために起きなければならないという形でも、パッと目が覚める。目が覚めるのも、充分に睡眠を取っているからだ。基本的にあまりルーチーンは変わらない。忙しくて少し変わったとしても、無理をしない。疲れたら休む。その結果、疲れをためにくい。
満たされている人は、自分にストレスをかけない形を心得ている。それを削ぎ落として、結果的に合理的になっている。例えば通勤。電車移動ではどこの車両が一番空いていて、どこが自分にとっては心地いいかなんとなく知っている。時間的に電車が混み合っており、これは何もできないなと思えば、通勤時間を早くする。そうして、少しでも何かできる時間をとったりする。ぼーっとすることが好きという人もいる。人によって心地よいと思えるパターンを作り上げている。車移動でも、好きな音楽をつける、運転に集中する、無になる。人それぞれだが、自分が心地よいことをする。しかし、その好きなことをやり続けるわけではない。
疲れたら休む。なんだか脳が新鮮味を覚えなくなってきたなと思ったら辞める。自分の脳をフレッシュに保つ形を心得ている。音楽も自分の脳が退屈してきたなという時にしか聞かない。何か取り組み始める時に聴く人は多いと思うが、満たされている人の中には聴かない人もいる。集中し始めるとそれは思考の邪魔になるので、最初っから聴かないということを選択している。他の言い方をすれば、自然とできるものにしか取り組まない。自然とできるので、やる気を引き起こすものが必要ない。
満たされている人は、場所問わず好きなことをする。例えば、パソコン作業はどこでもやる。いつもの机でするかもしれないし、ソファーに寝っ転がってするかもしれない。カフェに行ってやったりもするし、ピクニックしながらやったりする。しかし、この時は時と場所をわきまえる。人に迷惑がかからないように、ルールを守る。しかし、行動は自由である。
満たされている人は、人と話すときにまず聴く。うんうん、なるほどね、と相槌をうつ。その人の状態に興味がある。目をキラキラさせてどんなことを考えているのかなと真剣に聴く。否定したりしない。相手は、満たされている人が毎日楽しそうだから、どうすればそうなれるの?私は今のままでいいのかな?今はこれに取り組んでいるのだけれどもどう思う?と言う。それに対して、そのままでいいと思うよと話す。本当にいいと思っている。大丈夫だと思っている。それ以上でも以下でもない。どのような形もOKだと思っている。しかし、相談した相手は、自分はこのままではよくないと思う。もっと白黒つけてほしい。他の人にも相談する。何かHOWTOを言われる。なるほど、その手があったかとそちらをする。試行錯誤する。満たされている人は、それを見守っている。
満たされている人は、状況の分析が得意である。世の中の仕組みをよく理解している。どうして理解するに至ったかと言えば、何か壁にぶち当たった経験があるからだ。どうしようと悩み、その時なりに情報を収集し、試行錯誤する。何か一つの世界に浸かると、なんとなくどんな特徴があるのか理解する。どんな人がいて、どんな仕組みになってて、収益がある場合はそれを理解する。観察する。特徴を見出す。そうして、これに引っかかると厄介だな、面倒ごとに巻き込まれるなということを察知する。そのような環境に無理していこうとしない。避けるとまではいかないが、無理をしない。
満たされている人は、自分にこたえる。これが気になるな、こうしてみたいな、という気持ちに素直である。それに取り組む。例えば、作曲するためには、作曲するための学校に通わなければいけないなどと思わない。楽譜なんて読める必要もない。音で遊んでいれば、心地良い音のつながりを発見する。それを続ける。すると音楽ができている。そんなに難しいことではない。時には、どうするともっと色々な音に出会えるかなと、音楽のジャンルを調べたり、全然縁のなかった音に出会うことをやってみたりする。情報を仕入れる。世の中には色々と体系立って整理されているものがあるので、それをうまく使う。しかし、そのやり方に囚われることがない。こういう方法もあるのだな、と自分の引き出しに入れて、何か取り組む時には、学んだことを使わないことだってある。むしろ、自分が取り組む時は、様々な方法を組み合わせて、いわゆる我流、自分の心地よいと思ったやり方で進める。周囲はそれを変なやり方、間違っているなんて言ってきたりすることもある。それを気に留めない。その言ってくる人は、あるやり方が正しいと思っていて、それを主張してきているだけと捉える。別に傷つかない。