統合的な性格
物事が何かとうまくいっている人がいる。周囲との関係を良好で、色々な人が協力したい、仲間になりたいと集まる。本人には好きなことがあり、意欲的に取り組んでいる。コツコツを地道な改善を重ねるような忍耐力もあり、世の中を俯瞰して見て流れを見極めたりしてその思考や行動は柔軟である。こういった人は、様々な人の性格を持ち合わせており、囚われがない。ああしてやろう、こうしてやろうというエゴがない。このような人も、成長の過程で様々な性格を体験してきた。うまくいくこともあれば、そうでない時もあった。その中で、あらゆる性格となり、バランスの良い性格となった。下記に紹介する本能的、理論的、感情的な囚われからの性格をそれぞれ持った経験がある。
本能的な囚われからの性格
本能的な囚われを持つと、環境に合わせて身体が反応した形の囚われである。置かれた環境が困難であるほど、この性格となる。
感情的な囚われからの性格
感情的な囚われからの性格は、周囲にこたえた形の囚われである。周囲の人に囚われがある、仮面をつけている、不安を抱えている人に囲まれて育つと、この性格となる。
論理的な囚われからの性格
論理的な囚われの性格は、現実から遠ざける形で心を守る性格である。本能的な囚われ、感情的な囚われを経験すると、最後は論理的な囚われに行き着く。
統合的な性格
統合的な性格は、無頓着な性格である。統合的な性格となると何がいいかと言えば、仮面に囲まれてもーつまり、囚われがある人ー攻撃的な人、無気力な人、恩着せがましい人、不機嫌な人、冷酷な人などに囲まれても、その人たちを理解でき、干渉も回避もしないところにある。自分も経験したことがあるからだ。どんな人とも良好な関係を取ることができる。心に囚われがある人と接すると、多くの人は疲弊する。一緒にいるだけでも疲れる。しかし、そんな人とも協力して、日々生活できるようになる。自分の好きなことをして、満たされるようになる。